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2022年9月12日更新
グローバル協力センターでは、2021年度より(1)南アジアに位置するブータン王国を巡る諸相に触れること、(2)それらから開発政策や国・地域の在りかたを考えることを目的とした地域研究型セミナーを開催しています。毎回ブータンを扱った国内外の新旧映像作品を取り上げ、映像作品の視聴、発表者(コメンテーター)からの簡単な解説、質疑応答という流れで実施しており、今年度のセミナーは外務省「2022年日本・南西アジア交流年」認定事業にもなっています。
第9回となる今回は、中部のトンサ県の村から片道2時間半をかけて小学校に通う少年を追ったドキュメンタリーを取り上げました。映像視聴後は元JICA専門家の津川智明氏よりコメントをいただき、その後、学校教育、都市と地方の格差、食事情、村での生活、獣害問題、仏典等の盗掘問題、若者の海外指向等に関して、参加者からの質問に回答するかたちで情報共有を行いました。
当日は55名ほどの参加がありました。参加者からは、「1999年当時の教育の状況が分かった。」「仏教が生活の中心にあるブータンの方々の暮らしが分かりました。子どもたちの学びに対するモチベーションの高さが日本と違うなと感じました。」などのコメントが寄せられました。