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2022年10月24日更新
グローバル協力センターでは、2021年度より(1)南アジアに位置するブータン王国を巡る諸相に触れること、(2)それらから開発政策や国・地域の在りかたを考えることを目的とした地域研究型セミナーを開催しています。毎回ブータンを扱った国内外の新旧映像作品を取り上げ、映像作品の視聴、発表者(コメンテーター)からの簡単な解説、質疑応答という流れで実施しており、今年度のセミナーは外務省「2022年日本・南西アジア交流年」認定事業にもなっています。
第12回となる今回は、「人」をテーマにブータンの文化や暮らしを考えました。解説・コメントの時間には登場した場所の歴史にも触れ、参加者からは、公共の場での民族衣装の着用義務、学校教育の教授言語、ブータン人の名前、ブータンの観光政策等に関する質問が寄せられました。
当日は45名ほどの参加がありました。参加者からは、「ブータンの人は、休みの日は洋服を着て、仕事や大事な日に「ゴ」「キラ」を着ているということが驚きました。まさか、伝統服が仕事着だとは知りませんでした。」「日本で当然と思っていることがブータンでは当然では無いということを学びました。例えば名字が無かったり、伝統的な服を着る文化がまだ残っているということが印象に残りました。」などのコメントが寄せられました。