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JICA課題別研修「乳幼児ケアと就学前教育(アフリカ・中東)」が始まりました

2022年11月10日更新

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佐々木学長も参加した開講式の様子

2022年11月10日に、独立行政法人国際協力機構(JICA)の委託を受けた、「乳幼児ケアと就学前教育(アフリカ・中東)」が始まりました。本研修では、 イラク、エジプト、シエラレオネ、マダガスカル、マラウイから7名の研修員を受け入れ、オンライン研修を実施します。7名の研修員はいずれも各国の幼児支援分野における行政官や視学官、指導主事など指導的な立場の方々です。

国際社会においては、乳幼児期からの保護と教育を一体化させた総合的アプローチの重要性が認識され、幼児教育分野での途上国に対する支援体制が強化されてきました。しかしながら、途上国においてはECCE(early childhood care and education: 乳幼児ケアと就学前教育)分野を専門とする人材が不足している状況です。

そこで、特にECCEへのアクセスや質の改善が急務の課題となっているアフリカ・中東地域を対象に、同分野の政策レベルでの人材育成に資するために、日本の幼児教育や保育、幼児に対する支援について、その制度・政策、保育内容・保育方法、人材育成、評価などに関して、オンラインで講義を実施します。また、研修員たちは自国の幼児教育の状況について発表し、参加者同士での意見交換も行います。これらを通じて幼児支援に関する研修員の知識や技能を向上させ、研修の成果を自国で活用していくことになります。

(担当教授:浜野隆)


 

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