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2022年11月21日更新
グローバル協力センターでは、2021年度より(1)南アジアに位置するブータン王国を巡る諸相に触れること、(2)それらから開発政策や国・地域の在りかたを考えることを目的とした地域研究型セミナーを開催しています。毎回ブータンを扱った国内外の新旧映像作品を取り上げ、映像作品の視聴、発表者(コメンテーター)からの簡単な解説、質疑応答という流れで実施しており、今年度のセミナーは外務省「2022年日本・南西アジア交流年」認定事業にもなっています。
第14回となる今回は、ブータン唯一の国際空港がある「玄関口」パロに焦点を当てました。解説・コメントを日本ブータン友好協会の会員である原田ひとみ氏よりいただき、その後宗教と政治、宗教と環境問題、過疎化、海外への頭脳流出、少子化問題、国民統合に向けた施策、憲法の内容等に関する質問に回答するかたちで情報共有・意見交換の時間をもちました。
当日は45名ほどの参加がありました。参加者からは、「宗教と政治の関係性、宗教と環境保護の話が興味深かった。」「平山先生が「ブータン第二の町パロ」、「チベット仏教が国教」といったナレーションの不明点を細かく指摘されていた点、それらに対して詳しく解説してくださった点がありがたかった。」などのコメントが寄せられました。