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「2022年度第15回ブータン連続セミナー」実施報告

2022年12月19日更新

グローバル協力センターでは、2021年度より(1)南アジアに位置するブータン王国を巡る諸相に触れること、(2)それらから開発政策や国・地域の在りかたを考えることを目的とした地域研究型セミナーを開催しています。毎回ブータンを扱った国内外の新旧映像作品を取り上げ、映像作品の視聴、発表者(コメンテーター)からの簡単な解説、質疑応答という流れで実施しており、今年度のセミナーは外務省「2022年日本・南西アジア交流年」認定事業にもなっています。

第15回となる今回は、ブータンからの初の衛星生中継の場面等を通して情報化の功罪を考えました。取り上げた映像作品の撮影時に現地コーディネーターを務められた青木薫氏より解説及びコメント(含・撮影時のエピソード)をいただき、その後、放送関係の技術者に対する研修、衛星中継用の機材の詳細、首都ティンプーの多言語状況等に関して、参加者からの質問に回答するかたちで情報共有を行いました。また、当日はブータンの115回目のナショナルデー(建国記念日)記念式典のライブ配信を画面共有しながら、この20年での情報化の進展状況を確認しました。

当日は45名ほどの参加がありました。参加者からは、「ブータンから海外への生中継がこれほど大変だったと知れた。ご祈祷でうまく行ったという話が印象的だった。」「最もアクセスの難しそうな当時のブータンで、世界発の衛星放送にトライしたなんて、なんとチャレンジングなプロジェクトだった事でしょう!ただただ驚きです。 」などのコメントが寄せられました。

  • photo1取り上げた映像の紹介
  • photo2首都ティンプーのテレビ放送局(当時)
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