センターについて センターの活動 SDGsの取組 刊行物 お問い合わせ・アクセス

ページの本文です。

「2022年度第16回ブータン連続セミナー」実施報告

2023年1月9日更新

グローバル協力センターでは、2021年度より(1)南アジアに位置するブータン王国を巡る諸相に触れること、(2)それらから開発政策や国・地域の在りかたを考えることを目的とした地域研究型セミナーを開催しています。毎回ブータンを扱った国内外の新旧映像作品を取り上げ、映像作品の視聴、発表者(コメンテーター)からの簡単な解説、質疑応答という流れで実施しており、今年度のセミナーは外務省「2022年日本・南西アジア交流年」認定事業にもなっています。

第16回となる今回は、セミナー当日のちょうど40年前に放送された番組を視聴し、当時と今の比較を試みました。映像視聴後には当時及び現在のブータンの状況をよく知る脇田道子氏より解説及びコメントをいただき、その後、食生活や旅行形態の変化、衣装の流行の変遷、通信状況や道路整備状況の変化、旅行者の入域が制限されている地域及びその理由等に関して、参加者からの質問に回答するかたちで情報共有を行いました。

当日は50名ほどの参加がありました。参加者からは、「40年前のブータンの様子がよく分かった。近年の状況と比べることによって、ブータン社会の変化を推し量ることができた 。」「1983年の様子を振り返りながら現代の様子と比較することで、変化がわかり普遍的に続けられるテーマだった。鑑賞だけでなく変遷および現在の状況がわかる流れであった 。 」などのコメントが寄せられました。また、セミナー全般について「今回、日本在住のブータン人と一緒に参加させてもらいましたが、今回に限らず「なんで日本の方はこんなにブータンのこと知りたいと思ってくれるのかな、不思議だな、みんな勉強熱心ですごいな」と言っていました。比較的若いブータンの彼・彼女らにとっても、今回のNHKの映像は自分たちが見たことのないブータンの姿の一つであり、でもなんとなく知っている様子で楽しく見ていました。そんな姿を見て私も嬉しくなりました。貴重な機会をいつもありがとうございます。」とのコメントを頂きました。今年度のセミナーは残り4回開催予定です。是非お気軽にご参加ください。

  • photo1取り上げた映像の紹介
  • photo2取り上げた映像の取材記録
  •  
  • このエントリーをはてなブックマークに追加