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アフガニスタン勉強会に参加して

2023年3月13日更新

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「Bolani」の調理の様子

私たちは、グローバル協力センターが主催するアフガニスタン勉強会に、2022年の5月初旬から継続的に参加してきました。メンバーは7人ほどで、所属は多様でしたが、みなアフガニスタンの現状に強く関心のある学生でした。勉強会では、アフガニスタン出身の留学生及び職員の方が、自国の歴史や民族、伝統、文化、そしてタリバンによる迫害について、豊富な写真と共にお話しをしてくださいました。

以下、参加したメンバーからの感想です。
「涙ながらに、なかなか知ることのできないことをたくさん話してくれた。その思いも全て含めて、私たちができる何かに繋げたい。」「インターネットなどの媒体を通した情報とは違う、受け取り方をした。」「現地の方の話を聞く方が、ただニュースを見るよりも伝わるものがある。」「タリバン以前のアフガニスタンにおける女性史を知り、視野が広がった。」「ハザラ⺠族に対する差別を知らなかったため、普通に生活しているように見えるが、差別で苦しんでいる人がいるという現状があることを知った。」

まず、生きた証言として当事者である彼女たちの言葉からたくさんのことを知れたことは、日本の一学生である私たちにとって、非常に貴重な機会であったと思います。また、毎回勉強会後には質疑応答やディスカッションの時間もあり、ただの享受ではないという点が、より一層の理解につながりました。

徽音祭でのプレゼン発表活動では、今まで学んできた濃密な内容をいかに咀嚼し、初めての方でも抵抗なく聞くことのできるようにするかを重要視しました。アフガニスタンの伝統料理である「Bolani」を私たちが実際に調理している様子や、「私たちに何ができるか。無関心へのアプローチ」というテーマで討論をしている様子を、動画で流すことで、より身近に感じてもらえるように工夫をしました。(※動画はこちらからご覧いただけます。)

今回の勉強会を通じて、私は学び続けることの意味を知りました。私たち一人ひとりは微力ですが、止まってしまっては意味がない、何も始まりません。私たちが一人で考え、行動し続けることは難しいですが、今回できた仲間と共にこれからもアフガニスタンについての学びを続けていきたいと思います。

(文教育学部人間社会科学科1年 山田真生、吉村紫織)

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