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「2023年度第11回ブータン連続セミナー」実施報告

2023年12月11日更新

グローバル協力センターでは、(1)南アジアに位置するブータン王国を巡る諸相に触れること、(2)それらから開発政策や国・地域の在りかたを考えることを目的とした地域研究型セミナーを2021年度より開催しています。毎回ブータンを扱った国内外の新旧映像作品を取り上げ、映像作品の視聴、発表者(コメンテーター)からの簡単な解説、質疑応答という流れで実施しており、今年度は全15回の開催を予定しています。

第11回となる今回は、1997年に放送されたイギリス・BBCの番組―イギリス人女優ジョアンナ・ラムレイが、英領インドのシッキム駐在政務官(political officer)であった祖父レスリー・ウィアーの足跡をたどるという内容―を取り上げ、イギリス(英領インド)とブータンの関係に迫りました。セミナー後半はレスリー・ウィアーが記したブータン訪問報告書や1930年代当時のブータンの政治・社会状況等を記した年次報告書を確認するかたちで平山講師より解説・コメントがあり、1975年まで存在したシッキム王国とブータンの関係も含め、参加者と意見交換を行いました。

当日は40名ほどの参加がありました。参加者からは、「古い映像がふくまれていてリアルだった 。」 「イギリスとブータンの関係に迫る内容が興味深かった 。 」「1930年代当時のシッキム政務官が実際に記した報告書を分析する……という平山先生の解説・コメントの内容が、非常に濃かった 。」 などのコメントが寄せられました。

  • photo1取り上げた映像の紹介
  • photo2関連資料をもとにした解説
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