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2024年1月9日更新
グローバル協力センターでは、(1)南アジアに位置するブータン王国を巡る諸相に触れること、(2)それらから開発政策や国・地域の在りかたを考えることを目的とした地域研究型セミナーを2021年度より開催しています。毎回ブータンを扱った国内外の新旧映像作品を取り上げ、映像作品の視聴、発表者(コメンテーター)からの簡単な解説、質疑応答という流れで実施しており、今年度は全15回の開催を予定しています。
第12回となる今回は、1982年にアメリカで放送された番組を取り上げました。撮影地や映像内で語られた王国の歴史(歴代の国王)、映像の監修を行った研究者等に関して平山講師より解説・コメントがあり、その後、ブータンの国家開発政策や民族の多様性に関して参加者と意見交換を行いました。またセミナー冒頭では、参加者より事前に質問を受けていた12月17日のナショナルデー(建国記念日)の様子に関して、当日のライブ映像を交えた紹介がありました。
当日は40名ほどの参加がありました。参加者からは、「1980 年代の番組で、情報化が進む前のブータンの様子が網羅されていたので面白かった 。」 「1980年前後のティンプーの様子が見れてとても興味深く感じました。まだ二十歳代の青年4代国王が、颯爽と国を率いている姿が目の当たりにすることができました。女子学生のようなアウンサン・スーチーがブータンに深い関わりがあったことは、知らなかったのでちょっと驚きました 。 」などのコメントが寄せられました。