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2024年5月30日更新
グローバル協力センターでは、(1)南アジアに位置するブータン王国を巡る諸相に触れること、(2)それらから開発政策や国・地域の在りかたを考えることを目的とした地域研究型セミナーを2021年度から2023年度にかけて45回開催しました(合計参加者:約2,300名)。毎回ブータンを扱った国内外の新旧映像作品を取り上げ、映像作品の視聴、発表者(コメンテーター)からの簡単な解説、質疑応答という流れで実施しており、今年度は全15回の開催を予定しています。
第2回(通算47回目)となる今回は、ブータン人監督アルン・バッタライ氏が手がけた、氷河の専門家に焦点を当てたドキュメンタリー作品を取り上げました。映像を視聴した後は、コメンテーターの安西舞子氏から王立ブータン大学ロイヤル・ティンプー・カレッジ(Royal Thimphu College: RTC)留学報告もしていただき、参加者からは留学に関する質問も多数寄せられました。
当日は60名ほどの参加がありました。参加者からは、「映画の紹介もよかったですが、RTC留学体験談に非常に興味を惹かれました。」 「今オーストラリアへの移住者が多いということ、最近の氷河の変化、ブータンも大きな変化のさなかにいることがよく理解できました 。 」「前回に続き、ブータン人監督による最新のドキュメンタリー作品を取り上げていただき、祈りをはじめとした文化やこれまでの価値観と、近代化、環境問題との間のせめぎあいのようなものが存在していることを知ることができました。」などのコメントが寄せられました。