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2024年6月28日更新
グローバル協力センターでは、(1)南アジアに位置するブータン王国を巡る諸相に触れること、(2)それらから開発政策や国・地域の在りかたを考えることを目的とした地域研究型セミナーを2021年度から2023年度にかけて45回開催しました(合計参加者:約2,300名)。毎回ブータンを扱った国内外の新旧映像作品を取り上げ、映像作品の視聴、発表者(コメンテーター)からの簡単な解説、質疑応答という流れで実施しており、今年度は全15回の開催を予定しています。
6月14日(金曜日)にオンラインにて、2024年度第3回ブータン連続セミナーが開催されました。第3回(通算48回目)となる今回は、インドの西ベンガル州(ダージリン、カリンポン)、シッキム州(ガントク)とブータンを陸路横断するフランスの映像作品(日本語吹き替え版)を視聴し、それぞれの地域の「今」に迫りました。映像を視聴した後は、映像に登場した各地とブータンの歴史的繋がりの深さに関して平山講師よりコメントがあり、参加者からは、地域間格差の拡大、都市での生活形態、建物の建築様式や近年の社会変化など、多岐にわたる質問がよせられました。
当日は55名ほどの参加がありました。参加者からは、「ブータンの地政学上の位置関係がよくわかりました 。 」「インドダージリンからブータンへの秘密の道が印象に残った。」「少子化、地域格差の拡大、人材流出…等、ブータンが抱える課題についての話がとても参考になった。」などのコメントが寄せられました。