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2024年7月8日更新
グローバル協力センターでは、(1)南アジアに位置するブータン王国を巡る諸相に触れること、(2)それらから開発政策や国・地域の在りかたを考えることを目的とした地域研究型セミナーを2021年度から2023年度にかけて45回開催しました(合計参加者:約2,300名)。毎回ブータンを扱った国内外の新旧映像作品を取り上げ、映像作品の視聴、発表者(コメンテーター)からの簡単な解説、質疑応答という流れで実施しており、今年度は全15回の開催を予定しています。
7月5日(金曜日)にオンラインにて、2024年度第4回ブータン連続セミナーが開催されました。第4回(通算49回目)となる今回は、「ブータン版ロミオとジュリエット」とも称される「ガサ・ラマ・シンゲ」という物語(ブータン初の国産長編映画/約80分の本編の前半部分)を 視聴しました。作品は、全編ゾンカ語で字幕もないため、平山講師より視聴前に映画の制作背景、監督、2016年に 公開されたリメイク作品、また全体のストーリー等の詳しい紹介があり、映画視聴中はセリフの意訳やコメントを挟むかたちで実施されました。セミナーには、高校生、大学生、大学院生、大学教員、日本ブータン友好協会、島根県ブータン友好協会、日本GNH学会等の会員、JICA関係者、ブータンの方々等、さまざまなバックグラウンドを持つかたが参加されました。
当日は45名ほどの参加がありました。参加者からは、「ブータン王国の生活、文化の一端を知ることができた。 」「今回の映像を通して、ブータンの習慣(挨拶の仕方や食事の取り方など)を多く学べました。ブータンは学会としては南アジア学会の地域に入っているとおもいますが、ブータンについては全くの門外漢ですので、毎回、新たな発見があり、拝聴するのをとても楽しみにしております。」「平山先生の同時通訳と映画視聴中の細かな指摘が楽しく、映画を倍楽しむことができた。」などのコメントが寄せられました。