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2024年10月16日更新
グローバル協力センターでは、(1)南アジアに位置するブータン王国を巡る諸相に触れること、(2)それらから開発政策や国・地域の在りかたを考えることを目的とした地域研究型セミナーを2021年度から2023年度にかけて45回開催しました(合計参加者:約2,300名)。毎回ブータンを扱った国内外の新旧映像作品を取り上げ、映像作品の視聴、発表者(コメンテーター)からの簡単な解説、質疑応答という流れで実施しており、今年度は全15回の開催を予定しています。
10月11日(金曜日)にオンラインにて、2024年度第8回ブータン連続セミナーが開催されました。第8回(通算53回目)となる今回は、中部ブムタン県に暮らす5歳の双子を取り上げた番組を通して、当時のブムタンの家庭、商店街、学校、お祭りの様子等を学びました。映像を視聴した後は、コメンテーターの野口ウゲンチョデイ氏からブータンでの自身の経験を交えた解説をいただき、参加者からの質問に回答するかたちで情報共有・意見交換が行われました。
当日は45名ほどの参加がありました。参加者からは、「映像も当時の子どもたちの普段の様子が垣間見えて面白かったですし、コメントや質疑応答の中で、チヨちゃんの率直な思いも伺えて興味深かったです。」「コメンテーターのお話も含めブータンの日常の諸側面を見ることができたように思います。」「ブータンも日本も親子の絆、情愛表現は似ているのだなと思い、ブータンという国に益々親近感を覚えた。また、チヨさんのお話が楽しかった。」 「最後にチヨちゃんが言っていた「普通に生きてみたい」というような発言と、ブータンの海外に出ていく若者たちの根っこにあるものは似ていたりするのだろうか?と気になりました。」などのコメントが寄せられました。