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「2024年度第10回ブータン連続セミナー」実施報告

2024年11月25日更新

グローバル協力センターでは、(1)南アジアに位置するブータン王国を巡る諸相に触れること、(2)それらから開発政策や国・地域の在りかたを考えることを目的とした地域研究型セミナーを2021年度から2023年度にかけて45回開催しました(合計参加者:約2,300名)。毎回ブータンを扱った国内外の新旧映像作品を取り上げ、映像作品の視聴、発表者(コメンテーター)からの簡単な解説、質疑応答という流れで実施しており、今年度は全15回の開催を予定しています。

11月22日(金曜日)にオンラインにて、2024年度第10回ブータン連続セミナーが開催されました。第10回(通算55回目)となる今回は、アメリカの番組を通してブータンの国家開発政策を学びました。映像を視聴した後は、コメンテーターの平山講師から民族衣装着用規則、第四代国王・GNH(国民総幸福)・GNH国際会議や垂直発電について解説やコメントが行われました。

当日は35名ほどの参加がありました。参加者からは、「ブータンの特異な政策について踏み込んでレポートしていた点が良かった。」「45分弱の映像の中で、幸福やGNHという人間の根幹にかかわることをテーマとしながら、ブータンの民族衣装や近代化、仏教、若者やポップカルチャーなど具体的な身近なテーマを深く学ぶことができた。また、平山先生の、GNHの誕生秘話のお話や水力発電所の実際の訪問等など専門性の高い知見を学ぶことができた。 」「同じブータンのことでも、映像によって捉え方が異なるところがおもしろいです。」「national identity は独立を保つための武器の一つ」という言葉が(考えてみれば当たり前のことですが)印象に残りました。GNHの正しい捉え方がわかったのが良かったです。(「幸せの国」と紹介されることが多いが、実際は「国民の幸福を最大化することを国の目標とする」ということ)」 などのコメントが寄せられました。

  • photo2取り上げた映像の紹介
  • photo2プナツァンチュ水力発電所内の様子
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