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「国際協力特論」授業で中央アジアとJICA事業について特別講義が実施されました(2024年11月27日)

2024年11月28日更新

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中央アジア地域とJICA事業について解説する今井さん

11月27日(水曜日)、グローバル協力センター副センター長の小田亜紀子特任准教授が担当するお茶の水女子大学の学部生向けの授業「国際協力特論」で、JICA(独立行政法人国際協力機構)タジキスタン事務所長の今井成寿(いまい せいじゅ)さんと「国際協力特論」聴講生のシュクロナ・ショディエヴァさんが特別講義を実施しました。

今井さんは中央アジア地域のJICA事務所などへの赴任が長く、同地域のJICA事業の専門家です。今回は一時帰国の機会を捉え、現在ご赴任中のタジキスタンをはじめとする中央アジアの国々の概要とJICA事業についてお話いただきました。

タジキスタンご出身のシュクロナさんは、中央アジアのキルギスタンでJICAプロジェクトのインターンを経験するなどした後、現在はお茶の水女子大学で研究生として学んでいます。今回は、ご自身が深く関わられたキルギスタンのJICA一村一品プロジェクトについて詳しくご紹介いただきました。

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キルギス一村一品プロジェクトについて
紹介するシュクロナさん

講義では、履修生にとっては未知の地域である中央アジアの歴史、経済、日本との関係などについて、今井さんのわかりやすい解説がありました。また、シュクロナさんの説明では、一村一品プロジェクトで開発された地元の伝統・資源を生かし地元の女性たちなどの生計向上に資する産品の紹介や実際に生産している様子などが詳しく紹介されました。

講義後の質疑応答では、タジキスタンで現在建設されている新規の大型水力発電所と気候変動対策との関係について(雪解け水が気候変動の影響で増えているとのことだが、新水力発電所は雪解け水が増える前提で建設されているのか)、一村一品プロジェクトの持続性(若者に技術等がきちんと受け継がれていくのか)やキルギスの他産品と比較しての価格設定などについて履修生から質問がありました。

【関連リンク】
タジキスタンー海外での取り組み(JICAウェブサイト)
キルギス一村一品について(JICAウェブサイト)

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