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2025年2月17日更新
グローバル協力センターでは、(1)南アジアに位置するブータン王国を巡る諸相に触れること、(2)それらから開発政策や国・地域の在りかたを考えることを目的とした地域研究型セミナーを2021年度から2023年度にかけて45回開催しました(合計参加者:約2,300名)。毎回ブータンを扱った国内外の新旧映像作品を取り上げ、映像作品の視聴、発表者(コメンテーター)からの簡単な解説、質疑応答という流れで実施しており、今年度は全15回の開催を予定しています。
2025年2月14日(金曜日)にオンラインにて、2024年度第14回ブータン連続セミナーが開催されました。第14回(通算59回目)となる今回は、1970~1980年代の社会状況を貴重な映像とともに振り返りました。映像視聴後には、コメンテーターの高橋洋氏から、映像に登場する中部ブムタン県の場面を中心に解説いただき、その後参加者からの質問に回答するかたちで情報共有・意見交換を行いました。
当日は45名ほどの参加がありました。参加者からは、「昔の生活実態を見ることができて、大変興味深く思いました。」「長年ブータンの取材を続けてこられた高橋さんのコメントが映像に厚みを加えてくれました。」「赤ちゃんの身体にヤクのバターを塗るところが、今の日本でお風呂上りに保湿剤を塗るのと全く同じで面白かったです。赤ちゃんの身体を乾かしてやる時に、お母さんが自分の手を火にかざして温めながらその手で乾かしていたのにはびっくりしました。」「質疑応答の時間がたくさんあり、良かったです。」などのコメントが寄せられました。