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2025年3月3日更新
STUDY FOR TWOは現在全国35の大学に支部を持つ、ボランティアの学生団体です。「勉強したいと願うすべての子どもたちが勉強できる世界に」「FOR ME、 FOR TWOのボランティアが身近になる世界に」という2つの活動理念を軸として活動しています。学生から教科書を寄付していただき、新学期に定価の半額以下の値段で再販売しています。教科書販売の売り上げの一部を寄付し、日本の大学生と途上国の子どもたちの教育を支える活動を行っています。
現在、お茶の水女子大学支部では1年生から4年生までの約10人で活動しています。主な活動として、週1回のミーティングと年2回の教科書販売、そして学内や寮に設置した回収BOXによる教科書回収を行っています。また、徽音祭では本のフリーマーケットを出店し、学内外の多くの方に立ち寄っていただきました。
今年度の新たな試みとして、教科書の回収BOXの装飾を一新しました。ミーティングで意見を出し合い、学生に私たちの活動を知ってもらったうえで、教科書を寄付しよう、と思ってもらえるデザインにしました。支部のSNSアカウントを利用した広報活動にも力を入れ、1年を通して多くの学生にたくさんの教科書を寄付していただくことができました。また、10年を超える支部の活動の中で受け継がれてきたものを大切にしつつ、販売や回収活動で新しい仕組みを導入したり、新しい試みを実施したりするなど、日々の活動をよりよくするために模索を続けています。
教科書販売や徽音祭のフリーマーケットを多くの方にご利用いただき、1年間で合計約360冊の本を売り上げ、国際NGOのRoom to Readを通じて、20万円以上をタンザニアの女子教育プログラムと識字プログラムに寄付することができました。日頃の頑張りの成果として、秋の販売と徽音祭とで売り上げ目標金額を超えることができたことは、支部全体の大きな励みとなりました。
STUDY FOR TWOは2024年からNPO法人となり、2025年には設立15周年を迎え、さらなる発展を目指しております。お茶の水女子大学支部も、これまでに得た成果や見つけた改善点をもとに、今まで以上に団体に貢献し日本や途上国の教育支援を行っていくために、尽力していきたいと思っております。
最後に、大学の学生や職員の皆様をはじめ、日頃より私たちの活動にご理解をいただき協力してくださる方々に、深く御礼申し上げます。とりわけ、私たちの作業や販売などの活動に場所を貸してくださるなど、手厚くサポートしていただいておりますグローバル協力センターの皆様にはこの場を借りて、御礼申し上げます。皆様のお力添えを無駄にしないよう努めて参ります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(STUDY FOR TWO お茶大支部2024年代表 太田 千尋)
(団体HP:https://studyfortwo.org/)