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2025年9月11日更新
グローバル協力センターでは、(1)南アジアに位置するブータン王国を巡る諸相に触れること、(2)それらから開発政策や国・地域の在りかたを考えることを目的とした地域研究型セミナーを2021年度から2024年度にかけて60回開催しました。2025年度版では、ブータンを扱った国内外の新旧映像作品を取り上げ、映像作品の紹介と視聴、発表者(コメンテーター)からの解説、質疑応答という流れで全15回実施する予定です。
2025年9月5日(金曜日)にオンラインにて、2025年度第7回ブータン連続セミナーが開催されました。第7回(通算67回目)となる今回は、ドイツ国営の国際放送事業体ドイチェ・ヴェレ(Deutsche Welle: DW)が制作する『DW Documentary』を通してブータンの南部地域及びそこで暮らす人々を取り上げました。映像視聴後には、コメンテーターの平山講師より、映像に登場した団体や南部地域の風景等に関して簡単な解説があり、その後参加者からの質問に回答するかたちで情報共有が行われました。
当日は50名ほどの参加がありました。参加者からは、「ドイツの番組からブータンの人たちの誠実な生き方の一端を知ることができて心穏やかなひと時となりました。また、知らないことばかりですべてが勉強になります。すべてを一度に理解できませんが、何度か参加させていただくうちにだんだんわかってくることもあるだろうと思いますし、質問も出てくるだろうと思います。」「あまりメディアで触れられない南部地域に焦点が当てられていて、知らなかったことに触れることができました。」 「20年位前は、山間部の電気は、ソーラー発電の利用を目指すのが主だったと思いますが、その後水力発電に力を注いで、インドへ売る方策がとられて、国内でも供給が進んでいるのが感じられました。 」などのコメントが寄せられました。