ページの本文です。
2025年12月22日更新
グローバル協力センターでは、(1)南アジアに位置するブータン王国を巡る諸相に触れること、(2)それらから開発政策や国・地域の在りかたを考えることを目的とした地域研究型セミナーを2021年度から2024年度にかけて60回開催しました。2025年度版では、ブータンを扱った国内外の新旧映像作品を取り上げ、映像作品の紹介と視聴、発表者(コメンテーター)からの解説、質疑応答という流れで全15回実施する予定です。
2025年12月19日(金曜日)にオンラインにて、2025年度第12回ブータン連続セミナーが開催されました。第12回(通算72回目)となる今回は首相のインタビューを取り上げました。参加者からは、国王主導で進められている「ゲレフ・マインドフルネス・シティ」(Gelephu Mindfulness City: GMC)特区構想の現状やブータンの雇用対策、農業自給率等関する質問・コメントが寄せられました。
当日は50名ほどの参加がありました。参加者からは、「国王は有名な方な訳ですが、首相は名前も話も聞くのは初めてで、興味深いものでした。」「ブータンの課題を首相自ら説明するのを聴くことができました。」 「経済政策、観光政策、ゲレフ・マインドフルネス・シティのこと等、幅広いテーマに対する首相の回答が興味深かった。」「GMCは実験ではなく、旅だという考え方。旅という比喩は、未知のことに向かうに当たって、適切な表現だと思う。私たちが未知の土地に旅する時、予期せぬことがしばしば起こるが、その時その時で、最善の解決法を見つけて旅を続けるのと似ていると思った。」などのコメントが寄せられました。