COIL導入に向けて
2021年4月14日更新
COILの魅力
COILには、教員・学生双方にとって様々な魅力があります。
- 渡航しなくとも、自国にいながらにして海外の大学の学生・教員等と交流ができる
- 留学や海外研修のように渡航のための旅費がかからず経済的
- 自宅等から参加でき、移動時間の節約になる
- パソコン・タブレット・スマホなどのウェブ環境があれば、手軽に始められる
- 授業内容に国際的な観点、また内容によっては世界レベルの知見を取り入れることができる
COILの事例
下記は代表的な取組みの事例です。またこれらの事例を複数組み合わせて実施されることもあります。
- オンライン上で講演、もしくは録画した講演動画の配信をして、学生からフィードバックを受ける
- 両大学の学生が事前に同じ動画や資料でそれぞれ予習し、ZOOMやFacebookなどオンライン上で意見を交換する
- 両大学の学生が、共通のテーマに関する課題に対し、オンライン上でグループ討論を行う
- ウェブ上に掲⽰板を作り、意見交換や親睦を深めるコミュニケーションを図る
- 学習のまとめについて、両大学の学生グループ毎にオンライン上で準備し、合同プレゼンテーションを開催する
COILパートナー
- 相手側は、世界のどの国・地域でもよい
- 使用言語は英語、日本語など先方との合意があればどの言語でもよい。複数の言語使用も可
- 違う分野や、異なる目的での学習で、相乗効果が生まれることも
(例:日本語を学びたい外国人学生×日本語の学習を観察したい日本人学生)
- 海外の知り合いの教員と行う
- 海外に渡航した日本人の知り合いの教員と行う
- 協定校に(事務局にも相談して)具体的な提案をして、相手側教員を探してもらう
COILで伸びる学生のスキル
- 語学力(外国語の場合)
- 授業に関連した専門知識
- 異文化理解力
- コミュニケーション力
- 問題解決力
- ITスキル
海外の教員や学生と接することで、参加学生は多くの刺激や気づきが得られることが期待されています。
COILの成功に向けたひと工夫
COILには様々な実施方法があります。ZOOM等で海外と繋いだり、共通の動画や文献を見て、両大学の学生がSNS上で意見交換をしたり、特に難しい決まりはありません。下記にこれまで実践されたCOILの授業での工夫の例をご紹介します。
- 日本と海外の大学とで学生に同一の課題を課す
- 共同発表・準備など、学生が共同で行う作業を課す
- 発表や意見交換の際に、日本と海外混合の小グループを作る
- ウェブ上の掲示板、SNSなどを活用し、授業外で交流できる環境を作る
- オンライン通訳・翻訳機能を活用する
- 時差がある場合は、同期型授業ではなく、オンデマンドの動画を使用したり、SNSなどテキストで意見交換したりする
- グループ討議に、学生のファシリテーターを割り当てる