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2026年2月4日更新
「私のことばの限界は、私の思考の限界である」という、オーストリアの哲学者ヴィットゲンシュタインの格言があります。私は、ドイツ語を学ぶようになってこのことを強く感じるようになりました。
オペラ好きが高じてモーツァルトの「魔笛」の歌詞を理解したいというのがきっかけでしたが、モーツァルト以外での音楽家であればベートーベンやシューベルト、文学ではゲーテやシラー、哲学ではカントやニーチェなど、ヨーロッパの文化に大きな影響をもたらした作品に原語で触れるようになり、日本人としては存在することすら知らなかった文化的背景が理解できるようになったことは、ドイツ語を通して得られた最も大きな糧です。
また、英語と同じルーツを持つドイツ語は、文法や語源が英語に似通っていて、英語を学ぶ際の手助けになります。英語との違いは、例外が少なく、規則がしっかりしていて、より論理的な言語構造であることです。
英語をよりよく理解するため、近代の礎となった価値観を肌で感じてみるため、ドイツ語を勉強してみませんか。 (H.M.)