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日露学生交流会(2019年11月11日)担当教員より

2020年3月6日更新

この交流会開催のきっかけは、本学でロシア語を学ぶ学生のために情報を発信するFacebookの『お茶の水女子大学のロシア語』というページを通じて、昨年7月日露青年交流センターからお茶の水女子大学での交流会開催の可否について打診をいただいたことでした。日露青年交流センターは、日露両政府の協定に基づき設立された団体で、すでに二十年近く、両国間の若者たちの交流拡大を図る活動をしています。私が他大学で教えた学生の中にも、この日露青年交流センターの日本語教師派遣事業を通して、現在ロシアで日本語教師をしている人もいますので、センターについてはある程度存じ上げておりました。

今回は、ロシアで日本語を学んでいるロシア人学生が40名ほど来日し、地方と首都圏の大学で現地学生と交流を行うとのことで、首都圏の交流大学としてお茶大にお話がきたというわけでした。正直なところ、当初、お茶大での開催は無理ではないかという考えもありました。40名ほどのロシア人学生を迎えるには、少なくとも20名くらいの参加者が欲しいところですが、お茶大でそれほどの人数が参加を希望するとはとても思えなかったのです。というのも、そもそも大学全体の学生数が少なく、ロシア語の専門コースもありません。さらに、指定された開催日が徽音祭の翌日である上、時間も月曜2限の通常授業中です。5名集まるか…、他大学から参加者を募るか…といった不安もありました。

そもそもお引き受けしてもいいものか…。実現の可能性は…。そこで、まずは学生のみなさんの考えを知りたいと、『ロシア語会話』と『ロシア語初歩』の授業内でアンケートを行いました。すると、私たちの心配とは裏腹に、アンケートの結果はとてもポジティブで積極的なものだったのです。37名から回答をもらった結果、参加したいと思う人が21名、しかもそのうち、実行委員や当日のお手伝いなどのスタッフとして参加したいという人が18名、さらに自由意見には交流会での企画についてたくさんのアイデアが寄せられました。その結果、学生のみなさんの声に力強く後押しされる形で、日露青年交流センターからのお申し出をお引き受けし、外国語教育センター清水徹郎教授を総責任者として、お茶大での日露学生交流会が実現に向けて動き出すことになりました。

日露青年交流センターからいただいた過去の資料では、どちらかというとロシア語の教師がプログラムや進行を主導していたようで、私も最初こそ自分がそういった準備をするかとも考えていました。が、アンケートで「実行委員をやってもよい」という積極的な意見が多く寄せられたので、夏休み前に積極的な参加を表明してくれた学生を集めて、実行委員会としての初会合を行いました。実行委員を引き受けてくれたのは一年生から三年生まで三学部すべてからなる11名の学生です。初顔合わせの自己紹介に続いて、交流会開催引受けの経緯、これまでの他大学での交流会について、準備事項の確認と分担、情報の共有手段と連絡方法について話し合い、二人の三年生安食礼子さんと八木英里さんを中心として活動していく方向づけが決まりました。そして、夏休み中各自アイデアを考えておき、夏休み後に具体的な活動を始めることになります。

その後の具体的な準備は、すっかり実行委員会の学生の手に移りました。アイデアを募り、計画を練り、準備をし、日露交流センターや大学側との連絡・交渉まで、実に有能にこなしてくれました。このあたりの話は実行委員長の八木さんに譲りますが、実行委員たちの活躍ぶりはとても頼もしく、交流会が完璧に学生主体となったことを大変うれしく感じました。お茶大の学生とロシア人学生が、日本の伝統文化を伝える『つまみ細工』を共同で制作する、『盆踊り』を一緒に踊る。いい意味で、当日の挨拶まで私の出る幕はなかったわけですが、交流会は盛況に終わり、お茶大の多くの学生がロシア人学生と交流する機会を得ました。また、後日、日露青年交流センターからもロシア人学生にも大変好評であったとのお礼の連絡をいただきました。準備の期間も含めて、今回の日露学生交流会は大変有意義であったと思います。今回お茶大生の有能さをまざまざと見せてもらいました。普段、席に座って授業を受けている皆さんとは違った、生き生きと活躍するみなさんの姿に感銘を受けました。またこのような機会が訪れることを心から望んでいます。 (文責: 守屋 愛)

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