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2025年12月16日更新
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2026年3月収録

本シンポジウムは、コンピテンシー育成開発研究所が、設立以来4年間にわたり進めてきた大学におけるコンピテンシー・ベース教育推進のための教育手法の開発・実践・検証などの成果を広く共有し、今後の大学教育のありかたを展望することを目的とするものです。
本研究所では、ディプロマ・ポリシーに基づくコンピテンシー・ベース教育の体系化、コンピテンシーの測定と発達モデルの構築、教員向けの動画教材やモデル授業の提示など多面的な取組を行ってきました。本シンポジウムでは、第一部では、それらの取組及び現時点での成果を研究所員よりご報告しています。加えて第二部では、大学教育や学校教育におけるコンピテンシー育成について先端的なご知見をお持ちの先生方を迎え、本研究所の大学教育に関する取組や成果についてご示唆をいただくとともに、コンピテンシー・ベース教育の可能性と課題、そして次のステージに向けた展開について議論しています。

研究所設立趣旨と取組の概要 所長 坂元 章 |
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学生のコンピテンシー育成に向けた取組 特任准教授 山岸 由紀 |
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教育効果の測定方法の開発と結果にみる成果 特任講師 ゲルゲル クラウディア |
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教員のコンピテンシー育成授業開発に向けた取組 特任助教 押尾 恵吾 |
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コンピテンシー育成授業の学内における浸透状況 特任助教 秋山 久美子 |


2025年6月21日開催
「STEAM教育におけるコンピテンシーの育成 」

鳴門教育大学・藤原大樹先生、お茶の水女子大学附属中学校・前川哲也先生を講師に迎え、理数分野に関する学習や職業への関心をテーマに講演とパネルディスカッションを行いました。数学・理科・コンピテンシー育成の視点から、子どもの興味を引き出す工夫や教科横断的な学びの在り方を紹介し、最後には深い学びを支える授業づくりについて多角的に議論しました。教育現場に新たな視点を提供する貴重な機会となりました。
発達心理学および脳科学の分野で著名な研究者であられるお二人の先生を講師にお迎えし、「生成AI時代における人間の脳と非認知能力の育成」をテーマにご講演をいただきました。近年、生成AIが急速に日常生活へ浸透する中で、人間らしさや非認知能力をどのように育んでいくべきかという課題に対し、発達心理学と脳科学の理論的背景をもとに、示唆に富んだお話をいただきました。また、ご講演後には、両先生による対談および質疑応答の時間も設けられ、参加者との活発な意見交換が行われました。
愛媛大学の中井俊樹教授を講師に、「アクティブラーニングで育成するコンピテンシー」をテーマにご講演をいただきました。学生のコンピテンシーを育成するアクティブラーニングの方法の基本を身につけることを目的として、教育学の理論的背景と具体的な事例についてお話いただき、また実際の授業場面における活用方法についてもご紹介いただきました。
本研究所の下島特任准教授が「理系で育成するコンピテンシー:他者と関わる力を中心に」という題目で講演を行いました。文系のイメージが強い「他者志向性」は理系でも育成しうることなど、女子生徒の理系進学支援につながるような情報を提示しました。
本学において新たに立ち上げたコンピテンシー育成開発研究所の取り組みを紹介するとともに、大学や研究・教育機関等各所における先駆的な取り組みとコンピテンシーに関する議論を共有しました。また、今後のコンピテンシー育成の方向性や問題点等について意見交換を行いました。