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【実施報告】海外実習科目「国際共生社会論実習」成果発表(第76回徽音祭学術企画)

2025年11月12日更新

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展示の様子(学生によるポスター説明)

お茶の水女子大学グローバル協力センターでは、全学共通科目として、開発途上国を巡る諸相と国際協力・SDGsに関する理解を深める目的で、海外実習科目「国際共生社会論実習」「国際共生社会論フィールド実習」を毎年開講しています(今年度は「国際共生社会論実習」のみ)。

2025年度は、8月21日から29日にかけてカンボジア現地調査(スタディツアー)を、9月15日から24日にかけてブータン現地調査(スタディツアー)を実施しました。

11月8~9日のお茶大大学祭「第76回徽音祭」では、学術企画、そして、この海外実習科目の事後学習の一環として、スタディツアーに参加した学生(履修生)による調査成果発表や展示が行われました。以下は発表・展示を行った学生による報告です。

右矢印「国際共生社会論実習」シラバス

徽音祭発表(カンボジア)

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発表の様子

11月9日(日曜日)、共通講義棟1号館402号室にて、今年8月21日から29日にかけて実施された「国際共生社会論実習」に参加した学生5名が、調査研究の成果を発表しました。また、同棟403号室ではポスター展示も行いました。

発表内容は、カンボジアにおける主権者教育、結婚観、高等教育へのアクセスにおける地域・ジェンダー格差、海外からの支援、カンボジア社会とジェンダーなどについて、現地で実施したインタビュー調査をもとに考察したものです。現地でのインタビューは難しい場面もありましたが、全員が自分の調査結果を堂々と発表する姿を見て、現地調査を頑張ってよかったと改めて感じました。また、発表を通じて自らの調査内容や結果を見直す機会にもなり、自分の考えをさらに深めることができたと思います。

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通訳のブティさんと

当日は現地で通訳を担当してくださったブティさんもオンラインで発表を聞いてくださいました。久しぶりにお話しすることができて私たち自身もとても嬉しく、楽しい時間となりました。

発表の際には、現地で訪問した幼稚園のスタッフの方からいただいたカンボジアの伝統的な布「クロマー」を身に着けて登壇しました。さらに、カンボジアの市場で購入した巻きズボンの着方を披露したり、スタディーツアーの写真をまとめたアルバムを展示したりすることで、ご来場の皆様にカンボジアの文化や魅力をより身近に感じていただけたと思います。カンボジアにはまだまだ多くの魅力があるので、ご来場くださった方々が少しでも関心を持ってくださっていれば嬉しいです。

事前学習から今回の発表まで、約半年間にわたり履修生5人と先生で共にカンボジアについて学んできました。渡航前は国境での紛争問題もあり、正直なところ不安の方が大きかったのですが、頼れる仲間の存在と私たちを支えてくださる先生のおかげで、最後まで充実した時間を過ごすことができました。仲間と共に議論し、学び、考えを深めたこの期間は、私の人生にとって非常に貴重な経験となりました。今回の経験や学び、そしてカンボジアへの関心をこれからも大切にし、新たな学びへとつなげていきたいと思います。

(生活科学部2年 奥みなみ )

右矢印カンボジア現地調査(スタディツアー)実施報告

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