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2025年10月28日更新
お茶の水女子大学とフランスのストラスブール大学は2002年7月に協定を締結して以来、20年以上に渡り、研究者の派遣と交換留学という形での交流を継続しています。お茶の水女子大学の創立150周年を記念する本シンポジウムでは、ストラスブール大学のフレデリック・ベロー学長をお招きして、大学間の連携を基盤にした国際的な学術交流に焦点を当てます。
21世紀の現在、大学の研究者がグローバルな研究・教育活動をすることは当たり前になりつつあります。しかしその実態は、研究者個人が持つ学術的な専門領域内のネットワークに依存していることが多く、継続性という点において難しさがあります。その一方で、大学間の連携体制が存在する交流では、組織が継続的に国際的な研究・教育環境の枠組みを維持することができます。また、東アジアの島国である日本のお茶の水女子大学と、EU圏のほぼ中心に位置し、フランスとドイツの国境に接する都市にあるストラスブール大学は、社会的にも文化的にも異なる特徴があり、両大学の交流は、異文化や異なる学術的環境を体験する絶好の機会を研究者や学生に提供しています。
本シンポジウムでは、お茶の水女子大学の歴史およびストラスブール大学との交流の実績を振り返り、大学レベルの国際交流の意義と展望について議論します。ここでの議論が、グローバルな活躍を目指す若き才能へのメッセージとなることを企図しています。
| 日時 | 2025年11月28日(金) 15:00~17:00 (JST) | 
| 会場 | お茶の水女子大学共通講義棟2号館201室 | 
| 対象 | 一般公開(主に本学の学生、教職員、卒業・修了生) (参加無料、要事前申込。事前申込はこちらから) | 
| 使用言語 | 英語(日本語同時通訳あり) | 
| 主催 | お茶の水女子大学創立150周年記念国際コミュニケーション分科会 | 
| 共催 | グローバルリーダーシップ研究所、ジェンダード・イノベーション研究所 | 
| 運営 | 創立150周年記念国際シンポジウム準備委員会 | 
| 問合わせ先 | グローバルリーダーシップ研究所 IGL-seminar@cc.ocha.ac.jp | 
| 15:00 | 開会の辞 | 
| 15:15 | 基調講演 フレデリック・ベロー[ストラスブール大学 学長] | 
| 15:45 | ストラスブール大学への派遣・留学経験者による講演 | 
| 近藤 るみ[お茶の水女子大学 准教授](2022年度派遣) | |
| 大森 美香[お茶の水女子大学 教授](2023年度派遣) | |
| 飯田 りかこ(2018年度留学) | |
| 小幡 鈴(2018年度留学) | |
| 16:45 | ベロー学長による各講演への応答 | 
| 16:55 | 閉会の辞 | 

ストラスブール大学学長。2008年9月より、Sciences Po Strasbourg(Institut d’études politiques de Strasbourg)教授(EU法)。2025年3月にストラスブール大学学長に就任。
EU法( EU制度法、域内市場法、競争法、国境法、エネルギー法、健康法、デジタル域内市場法、欧州データ法)を専門として後進の指導を行っている。 研究では、欧州経済領域(EEA)、欧州における以下の諸分野、ヘルスプロダクト市場、デジタル域内市場、国境に焦点をあてている。2021年から2024年にかけて、Jean Monnet Chairとして、European Narratives of the Border(NEFLAW: Narratifs Européens de la Frontière du point de vue du droit de l'Union européenne)を担当。 近著に “Chronique de droit du marché intérieur,” Revue Trimestrielle de droit européen(Lefebre, 2024)がある。
»  20251128国際シンポジウムポスター(PDF形式 244キロバイト)
20251128国際シンポジウムポスター(PDF形式 244キロバイト)
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