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2015(平成27)年4月、本学のミッションであるグローバル女性リーダー育成機能を更に強化するため、「グローバル女性リーダー育成研究機構」を新設いたしました。これまで本学のリーダーシップ養成に関する研究及び教育の拠点であり、男女共同参画推進の実施組織であるリーダーシップ養成教育研究センターを発展的に改組し、「グローバルリーダーシップ研究所」として、グローバル女性リーダー育成研究機構内に設置いたしました。
本学は、約150年にわたる女子高等師範学校以来の伝統を現代に生かし、グローバルな視野をもって多方面に活躍する女性リーダーの育成を使命としております。このようなリーダーを育てるために、本研究所では、カリキュラム開発を進め、リーダーシップ育成を目的とする科目群を設置するとともに、学生海外派遣プログラムの実施、リーダーシップに関するシンポジウム、講演会の開催をはじめとするさまざまな事業を行っています。また、キャリアアップを目指す社会人女性を対象とした生涯教育講座も実施しています。これらの実践とあわせ、今日の社会経済的な状況、国際的な動向に対応する女性リーダーシップ論並びにその育成にかかる理論研究を国内外の教育研究機関等との連携を強めながら、展開してまいります。
また、本研究所は、本学が全国に先駆けて設置した、男女共同参画を推進する全学的組織である男女共同参画推進本部の実働組織になります。本学では、女性研究者支援の取組を進めるとともに、ダイバーシティが尊重される社会の実現のために、男女問わず多様な働き方が可能となる職場の環境づくりに取り組んでおります。このような女性研究者支援、雇用環境整備の実績を踏まえ、教育研究機関の雇用環境整備評価指標を開発し、お茶大インデックスとして発信しています。また、2012(平成24)年度からは、本学独自の特別研究員(呼称:みがかずば研究員)制度を導入し、優れた女性研究者の継続的な研究活動や研究中断後の円滑な復帰を支援しております。これらの事業の中核を担うのが本研究所です。
本研究所は、女性リーダーを育成して、女性の国際的、社会的活躍を促進、加速させるとともに、国立の女子大学としての本学の使命である男女共同参画社会の実現に寄与してまいります。
グローバルリーダーシップ研究所長 西村 純子
国立大学法人お茶の水女子大学グローバルリーダーシップ研究所規則(新しいウインドウが開きます)
国立大学法人お茶の水女子大学グローバル女性リーダー育成研究機構規則(新しいウインドウが開きます)
当研究所は、以下(1)、(2)に掲げる事項を主な目的及び業務としており、それらに基づいて(3)、(4)に例示する事業等を展開しております。
研究所は、グローバル女性リーダー育成研究機構に附属する研究所として、リーダーシップ養成に関する総合的、国際的な研究及び調査を行うとともに、教育を通じてリーダーシップ養成に関わる研究者の育成に資することを目的とする。
研究所は、前条の目的を達成するため、次に掲げる研究及び業務を行う。
(1) リーダーシップ養成に関する研究及び教育
(2) リーダーシップ養成に関する情報の国際的収集及び提供
(3) その他前条の目的を達成するために必要な業務
グローバル女性リーダー育成のための国際的教育研究拠点形成
2015-2018(平成27-平成30)年度 グローバル女性リーダー育成カリキュラムに基づく教育実践と新たな女性リーダーシップ論の発信(文部科学省特別経費(国立大学機能強化分))
2014-2016(平成26-平成28)年度 「工学系女性研究者比率向上の好循環モデル」の構築を目指して (文部科学省科学技術人材育成費補助事業「女性研究者研究活動支援事業(連携型)」)(新しいウインドウが開きます)
2016(平成28)年5月18日 スペシャルタナーレクチャー : 21世紀の女性の生き方(新しいウインドウが開きます)
2010-2014(平成22-平成26)年度 女性リーダーを創出する国際拠点の形成(文科省特別教育研究経費)
2006-2009(平成18-平成21)年度 女性リーダー育成プログラム(文部科学省特別教育研究経費)
2006-2009(平成18-平成21)年度 女性研究者に適合した雇用環境モデルの構築(科学技術振興調整費)(新しいウインドウが開きます)
2008(平成20)年度 若手研究者インターナショナル・トレーニングプログラム(ITP)(日本学術振興会)(新しいウインドウが開きます)