ページの本文です。
2026年9月16日更新
株式会社ブリヂストンと本学は未来の女性リーダーの創出を狙い、社会連携講座「未来起点ゼミ(大学院では未来起点研究)」を2019(令和1)年度より開講し、2020(令和2)年は2年目となります。このゼミではお茶の水女子大学附属学校園の強みを活かし、高校から大学院までの共通科目とし、ブリヂストン社員と本校教員が担当する新しい形式のゼミです。授業のテーマは未来を起点とし、日本と世界の課題を提示することであり、学生間、外部講師や教員との対話によるアクティブラーニングによって未来の社会価値創造を目指します。
前期は、未来を創る思考力、表現力、実行力を身につけてもらうよう、表現、プレゼン、システム思考、グラフィックレコーディングの専門家を招き、講義とワークショップを通して、実現したい社会と自分のやりたいことを具体的に描くことを目標にします。後期は、実現したい社会と自分のやりたいことについて、調査をしたり、イベントを企画したり、最終的に、各自の提言をまとめる。提言内容について未来起点フォーラムで発表します。
(未来起点ゼミは2022年度から研究・産学連携本部へ移管されました。詳細はシラバスをご覧ください。 )
福井県とお茶の水女子大学は、2012(平成24)年1月に、企業で働く女性のリーダー育成に関する相互協力協定を締結しました。その後も協定を更新・発展させながら、女性のキャリア形成やリーダー育成、女性の生活の質向上に関する共同研究など、教育・研究の両面で連携を続けています。
こうした連携のもと、福井県では2012(平成24)年度から、県内で働く女性を対象とした「未来きらりプログラム」を開始しました。お茶の水女子大学も、教員による講義や大学での授業・講演会への参加などを通じて、この取組への継続的な協力を行っています。2022(令和4)年度には、これまでの取組を発展・体系化した「ハッピーキャリア“縁”カレッジ」が開講され、2026(令和8)年度からは「Career Growth “縁”カレッジ」として新たな研修がスタートしています。現在は、管理職、リーダー、NEXTリーダーの育成に対応する3つのコースとトライアルコースが設けられています。
グローバルリーダーシップ研究所(IGL)は、このような福井県とお茶の水女子大学との連携を支えています。研修での講義等への協力に加え、本学の社会人女性向けプログラム「徽音塾」やロールモデル講演会など、大学で行われている学びに福井県の受講者が触れる機会を設けることを通じて、福井県の人材育成と本学の教育・研究をつないでいます。
また、女性リーダー育成に関する連携とは別に、本学と福井県は2018(平成30)年3月にU・Iターン就職支援協定を締結しています。福井県内の企業や就職に関する情報提供などを通じて、本学学生の福井県へのU・Iターン就職を支援しています。
このように、福井県とお茶の水女子大学は、女性リーダー育成を中心とした長年の連携を基盤に、それぞれの知見や機会を生かしながら取組を重ねています。IGLも、そのつながりを支える立場として、福井県とともに女性の学びとキャリア形成を応援してまいります。
Career Growth “縁”カレッジについてはこちらを参照(新しいウインドウが開きます)
本学との協定先自治体ホームページ(新しいウインドウが開きます)「女性リーダー育成及び女性の幸福の実感に関する事項についての相互協力協定」の項を参照
グローバルリーダーシップ研究所では、アクセンチュア株式会社のご協力のもと、学部生および大学院生を対象としたキャリア開発科目を実施しています。本科目は、社会で活躍する実務家の経験に触れながら、「働く」ということの意味や、自らのキャリアをどのように築いていくかについて、体系的に考えることを目的としています。授業では、自分自身を理解すること、社会や仕事の仕組み・トレンドを知ること、さらに学習内容を踏まえてキャリアプランおよびアクションプランを具体化することを主なテーマとしています。これらの学びを通じて、学生が将来の進路や働き方について、より具体的かつ主体的に考える機会となることを目指しています。
授業では、お茶の水女子大学出身者を含むアクセンチュア株式会社の社員の方々に講師としてご協力いただいています。多様な業界・分野の第一線で活躍する社員の方々から、実際の仕事内容や社会における課題、仕事に向き合う姿勢、ご自身の経験を踏まえたキャリア形成の過程などについてお話しいただくことで、学生が実社会における仕事のあり方を具体的に理解する機会を提供しています。また、社会人として求められる考え方や、変化の大きい社会の中で自らのキャリアを切り拓いていくための視点についても学びを深めています。また、本授業では、講義に加えて、グループディスカッション、質疑応答、リアクションペーパー等を取り入れています。学生は、講師や他の学生との対話を通じて、自分自身の考えを整理し、他者の意見に触れながら多角的に物事を捉える力を養います。
本科目では、実務家による講義と学生同士の協働的な学びを組み合わせることで、学生が社会や仕事について知識として理解するだけでなく、自分自身の経験や将来像と結びつけながら考えることを促しています。授業で得た学びをもとに、自らのキャリアプランや今後の具体的な行動について考えることにより、将来に向けた一歩をより現実的に描くことが期待されます。今後も、企業等との連携を通じて、学生のキャリア形成を支援するとともに、実社会との接点を重視した教育活動の充実に取り組んでまいります。
グローバルリーダーシップ研究所では、NPO法人 J-Win(Japan Women’s Innovative Network)との連携により、企業で活躍する女性リーダーと本学学生が対話し、交流する機会を設けています。J-Winは、企業におけるダイバーシティ&インクルージョンの推進と女性リーダー育成を支援し、業界・業種・職種や世代を越えた女性のネットワークを形成している団体です。本連携では、こうしたJ-Winの企業横断的なネットワークと、本学が培ってきた女性リーダー育成やキャリア教育を活かし、学生が実社会で活躍する女性たちの経験や考え方に直接触れ、多様な視点に接する機会をつくっています。
2025(令和7)年度には、連携の第一歩として、本学学生を対象とするトライアル講座「現役女性経営者が解説するビジネスの実践」を実施しました。J-Win Executiveメンバーとして活動する現役女性役員を講師に迎え、企業経営やイノベーション、リーダーシップについて、実務経験に基づく講義と学生との対話を行いました。この取組をふまえ、2026(令和8)年度からは、学部生・大学院生を対象とする2単位の正規授業「総合コース(NPO法人 J-Win)」・「キャリア開発特論(応用編)」として発展させています。現役女性役員による講義に加えて企業訪問やワークショップ等を取り入れ、大学での学びと企業・社会の現場の双方に触れながら考える機会を設けています。
本連携では、異なる業界や経験をもつ女性リーダーと学生が、世代や所属を越えて対話し、それぞれの経験や考え方に触れることを大切にしています。学生にとって、多様なキャリアやリーダーシップのあり方を知り、自らの将来を考える機会となるよう、今後もJ-Winとの連携を通じて、大学と実社会を結ぶ女性リーダー育成の充実に取り組んでいきます。
IGL 2025年度トライアル講座(新しいウインドウが開きます)
2026年度シラバス「総合コース(NPO法人 J-Win)」(新しいウインドウが開きます)
J-Win|ダイバーシティ&インクルージョンを支援するNPO法人(新しいウインドウが開きます)