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Merton college, Oxford Irena Tracey学長講演会「A Life of Pain and Pleasure」実施報告

2020年2月12日更新

2020年1月24日(金)15:15-16:15に本学国際交流学生プラザにおいて、英国Oxford大学MertonカレッジのIrena Tracey学長講演会”A Life of Pain and Pleasure”が開催されました。当日は、本学教職員含め122名の参加がありました。

英国のオックスフォード大学は世界の大学ランキングで連続して1位に選ばれており、ハーバード大学、ケンブリッジ大学、スタンフォード大学などと並ぶ世界有数の名門大学です。オックスフォード大学には30以上の異なるカレッジ(アカデミック・コミュニティ)が存在しており、中でもマートン・カレッジは世界の王室・皇室関係者の留学先として選ばれる由緒あるカレッジとして知られています。講演者のIrene Tracey博士は神経科学者であり、マートン・カレッジの第51代目にして2人目の女性学長です。Tracey学長には、ニューロイメージングと呼ばれる神経の可視化技術を用いると人間の痛みの知覚はどのように理解することができるのか「痛みの科学」について、そしてリーダーシップに係るご自身の経験についてご講演頂きました。

Tracey学長はまず冒頭で我々人間が感じる「痛み」とは何かについてわかりやすく解説下さいました。痛みとは人間に備わる防衛反応の一種で身体にダメージが生じていることを知らせる大切な知覚であり、その神経伝達は個人によって異なることが神経の可視化技術からもわかっていると実際の神経画像とともに説明下さいました。また、人々が痛みを避けるために不適切な方法でオピオイド鎮痛薬を過摂取し、そのことが米国では社会問題となっていることを引き合いに出し、オピオイド中毒に伴う社会的損失を最小限に留めるためにも人間の痛みについて研究することは重要であると話して下さいました。さらにTracey学長が1998年に共同で設立し、2005年からセンター長を務めたFMRIBセンター(Oxford Centre for Functional MRI of the Brain)についてもその設立の経緯等をご紹介下さいました。

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リーダーシップに関わるご自身の経験やキャリアについては、最初にご自身の経歴を紹介されたあとに、一見すると華々しく見える経歴かもしれないが、表向きには現れない様々な葛藤について、明るくユーモアを交えて話されているのが印象的でした。リーダーシップについても、これまでの経験を踏まえて非常に幅広いお考えを示して下さり、 仲間を信頼し拒絶を恐れずにリスクをとる覚悟で一か八かやってみる、という力強いメッセージで本学の学生を勇気づけて下さいました。

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