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2022年11月11日更新
グローバルリーダーシップ研究所セミナーでは、京都大学大学院教授の佐野真由子先生をお招きしてご講演を頂きます。今回のセミナーは対面とオンラインのハイブリッド形式で開催します。皆様のご参加をお待ちしております。
【概要】
1862年に初めてロンドン万博に参加して以来、万国博覧会は、日本が国際社会で自国の位置を探り、向上させようとするうえで、最重要と言ってよい舞台となってきました。万博に「参加すること」から「開催すること」への転換が、1970 年に至って実現したことは周知のとおりです。今また、2025 年の万博開催に向けた準備が進んでいます。日本はここで、どのようなリーダーシップを発揮できるのでしょう。
万博は「世界を把握する方法」、つまり、各時代の世界を活写するレンズであるという見方を、近著で打ち出しました。それならば、2025年の万博は成功してもしなくても、後世の歴史家に掘り起こされ、今の時代を赤裸々に映し出すことになる―研究者としてはそんなクールな目で見てもいます。が、やはりこれがすばらしいものになってほしいと願い、折に触れて提言もしてきました。170年にわたる万博の歴史の上に、日本が刻んできた足跡を振り返りながら、来る万博の意義を皆さまと議論することを楽しみにしております。
【日時】2022年11月18日(金)16:40~18:10
【内容】「万国博覧会史に刻む足跡―日本に『開催国マインド』は可能なのか」(11月18日)
[講演者]佐野真由子氏(京都大学大学院教育学研究科 教授)
[開会挨拶]小林誠(グローバルリーダーシップ研究所 研究所長)
[司会]倉脇雅子(グローバルリーダーシップ研究所 アカデミックアシスタント)
【対象】一般・本学学生・教職員(参加無料、事前登録制)
【会場】お茶の水女子大学 国際交流留学生プラザ2階多目的ホール
または、Zoomによるオンライン(招待URLとパスコードをお送りします)
【申込み】お申し込みはこちら(新しいウインドウが開きます)。11月16日(水)締切
【問合わせ先】グローバルリーダーシップ研究所 info-leader@cc.ocha.ac.jp
ケンブリッジ大学MPhil(国際関係論)、東京大学博士(学術)。国際交流基金、UNESCO勤務ののち、静岡文化芸術大学、国際日本文化研究センター等を経て現職。万博学研究会を主宰し、『万国博覧会と人間の歴史』(編著、思文閣出版、2015)、『万博学―万国博覧会という、世界を把握する方法』(同、2020)を刊行。他の著作に『幕末外交儀礼の研究』(思文閣出版、2016)、『クララ・ホイットニーが綴った明治の日々』(臨川書店、2019)等。