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【セミナー開催のお知らせ】「地域とグローバルをつなげる多様なリーダーシップ ―杉並区の女性エンパワーメントの連鎖を解読しよう」(6月26日)

2023年6月2日更新

第33回グローバルリーダーシップ研究所セミナー

グローバルリーダーシップ研究所では、国際政治の場で奮闘してきた杉並区長・岸本聡子氏をお迎えし、地域とグローバルをつなげるためのリーダーシップについてのお話をうかがいます。今回のセミナーは対面とオンラインのハイブリッド形式で開催します。皆様どうぞふるってご参加ください。

【概要】
今、世界で民主主義の危機ともいえる状況が起こっています。それと反動するかのように、普通の人が地域政治に参画することで市民として力を取り戻すことを求めるミュニシパリズム (municipalism)という考え方が勢いを増しています。「決めるのは私たち」。地域で住人が直接参加して合理的な未来を検討するミュニシパリズムが今、杉並区から広がろうとしています。
社会的に意味があることをやりたいと思う若者は一定数いるのに、それが「政治」へと結びつかないという構造的課題は何でしょうか?
本セミナーでは、国際政策シンクタンクで豊富な経験を持つ杉並区長・岸本聡子氏をお迎えし、「地域とグローバルをつなげるためのリーダーシップ」についてのお話をうかがいます。その地平には、環境的・社会的正義、参加型民主主義、政治のフェミナイゼーション、国際主義、気候危機の緊急性、ケアする人をケアする、恐れぬ自治体、地域主権(地域のことは地域で決める)など様々なテーマが見えてきます。杉並区で女性のエンパワーメントの連鎖がなぜ見られたのかについてもせまります。

【事前に読んでおくとレクチャーが面白い!】
参考記事
・「杉並区大改革」で女性議員比率が半数以上に…地方統一選挙で「杉並区」に何が起こっていたのか
https://friday.kodansha.co.jp/article/311440
・「絶対、民主主義は負けない」 岸本聡子杉並区長と宇野東大教授対談 地域から、若者から、変革を
https://www.tokyo-np.co.jp/article/230506
・『参加』をキーワードにまちづくりを語り合う」岸本聡子X中山徹奈良女子大学教授 
https://www.jichiken.jp/article/0323/

【日時】2023年6月26日(月)16:40~18:10
【内容】「地域とグローバルをつなげる多様なリーダーシップ―杉並区の女性エンパワーメントの連鎖を解読しよう」
  [講演者]岸本聡子氏(杉並区長)
  [開会挨拶]倉光ミナ子(グローバルリーダーシップ研究所 副研究所長)
  [司会]チンテザ アンドレア(グローバルリーダーシップ研究所 特任講師)
  [登壇者紹介]洲崎圭子(グローバルリーダーシップ研究所 研究協力員)
  [コメンテーター]小林誠(お茶の水女子大学 教授)
【対象】どなたでもご参加いただけます(参加無料、事前登録制、先着順)
【開催形式】対面およびオンライン(Zoom)
【会場】お茶の水女子大学 国際交流留学生プラザ2階多目的ホール
【申込み】お申し込みはこちら(新しいウインドウが開きます)6月22日(木)締切。
  Zoomリンクは当日正午までにメールで連絡いたします。
【問合わせ先】グローバルリーダーシップ研究所 IGL-seminar@cc.ocha.ac.jp

岸本聡子氏プロフィール

1974年東京生まれ。環境NGOを経て欧州に移住、アムステルダムを本拠地とする政策シンクタンクNGO「トランスナショナル研究所(TNI)」に所属。新自由主義や市場原理主義に対抗する公共政策、水道政策のリサーチ、および世界の市民運動と自治体をつなぐコーディネートに取り組む。2022年6月、杉並区長選に立候補し187票差で現職に勝利、杉並区初の女性区長となる。著書に『水道、再び公営化!』(集英社新書)、『私がつかんだコモンと民主主義』(晶文社)、『地域主権という希望』(大月書店)など。

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