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2020年6月9日更新
本学では、人と協働しながら「Make a Difference」を実践できるリーダーを育成するために、キャリアデザインプログラム(CDP)にリーダーシップ養成教育科目(計13科目)を設置しています。
グローバルリーダーシップ研究所では、2017(平成29)年度より学生がCDPを受講することにより、リーダーシップの発揮につながる力をどの程度身に着けたかを明らかにする調査を実施しています。これまでの調査結果はこちらをご覧ください。
2019(令和1)年度には、これまでの調査項目を見直し、新たな指標「リーダーシップ開発チェックリスト」を作成しました。これにより、リーダーシップ養成教育科目の効果を測定するだけでなく、学生自身が成長を実感したうえで課題を把握できるよう学生に結果をフィードバックできるようになりました。このチェックリストは2020(令和2)年5月より運用を開始します。
・大木直子・大持ほのか・内藤章江 「IGL主催リーダーシップ教育授業の効果測定に関する調査報告」『高等教育と学生支援ーお茶の水女子大学紀要ー』(10)(投稿中)
・大木直子・大持ほのか・内藤章江 「お茶の水女子大学におけるリーダーシップ教育の効果測定に 関する継続調査の報告―2017-2018 年度実施 IGL 主催 キャリアデザインプログラム基幹科目について 」『高等教育と学生支援ーお茶の水女子大学紀要ー』(9), 2018, pp.12-19.
・大木直子・大持ほのか・内藤章江「お茶の水女子大学リーダーシップ教育効果の測定に関する調査報告―IGL主催のキャリアデザインプログラム基幹科目を対象として」(8), 2017, pp. 42-49
グローバルリーダーシップ研究所、教学IR・教育開発・学修センター、学生・キャリア支援センターは協同で、キャリアデザインプログラムの学修の柱である「マイポートフォリオ」システムを大幅にリニューアルし、2020(令和2)年4月に教学IR・教育開発・学修センター内のシステムに本学オリジナルの「コンピテンシーチェックプログラム」を開設しました。
このプログラムは、入学時点(1年生)における自身の特性を知り、大学生活の折り返し地点(3年生)における自身の特性を知り、大学生活終了時(4年生)における自身の特性を知るために、各対象学年の学生が自己のコンピテンシーを評価するために作られました。
自己評価結果について、1年生は大学入学時点の状況の確認と今後の学修目標の設定に、3年生は自己の強みを理解したうえでの進路選択に、4年生は本学で過ごした大学生活がどのような特性を育んだのかを確認するために活用してもらいます。
コンピテンシーチェックプログラムは175項目で構成されており、そのうちの25項目はグローバルリーダーシップ研究所が提案した「リーダーシップ能力にかかわる特性」をチェックする項目となっています。
提案した25項目には「発言力」、「プレゼンテーション力」などの一般的にリーダーシップを発揮する際に必要とされる能力に加えて、ジェンダーやダイバーシティ、女性のキャリア形成に関する項目などが含まれています。
コンピテンシーは全て肯定的な評価であれば「優れている」と判断されるわけではありません。このチェックプログラムを通して自分がどのような特性や特徴を持っているのか、それを知り、それをどう生かすか考えることが大切です。
調査・分析の結果については、まとめ次第掲載します。