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2024年10月15日更新
学生・キャリア支援センターでは、令和5年度新入生(学部)とその保護者を対象に「新入生の生活に関する調査」を実施しました。この調査は、本センターが平成23年度から実施している「新入学生(学部)とその保護者を対象に実施した調査」の令和5年度版です。
調査内容は、出身高校、家族、卒業後の進路志望、学生生活の経済的基礎、学生支援活動への期待(新入学生対象調査)、家計支持者の職業、世帯年収、学歴、学生支援活動への期待(保護者対象調査)など多岐にわたるもので、いずれも、大学生活の基盤や大学へのニーズを明らかにすることによって、本学の学生・キャリア支援活動をより効果的に実行するための基礎資料として活用することを目的としています。
令和5年度入学者のうち、新入生自身への調査では88.8%、新入生の保護者への調査では86.9%の方々から、調査の返送および分析許可を得ることができました。
報告書はTeaPotからPDF形式でダウンロードいただけます(https://teapot.lib.ocha.ac.jp/records/2003991)。
1. 調査に回答した新入生の86.4%が「受験時にはお茶大を第一志望」である
・ 受験時には本学を第一志望としていたと回答した割合は、調査開始以降8 割を下回ったことがないが、学部によって差がみられる。本年度は、文教育学部と生活科学部は90%を超えている一方で、理学部は71.2%であった
2. 「大学の授業」を頑張ろうと考えている割合は98.6%と、例年同様非常に高い
・ この1年で頑張ろうと思う活動(複数回答)について、「大学の授業」と回答した割合が98.6%と新入生の授業に対する意欲は例年通り高い(p.12)。一方で「授業や単位」が心配と回答した割合は67.2%、「授業についていけるか」不安に感じている割合は77.8%と高い
3. 卒業後の進路は民間企業就職希望と大学院進学希望が半々程度
・ 卒業後の進路希望(複数回答)は、民間企業への就職希望者が最多(56.6%)。一方、「教師などの専門職希望者は調査開始以来最小
4. 学生寮の認知と入寮希望のばらつき
・ 新入生の学生寮への認知度(83.1%)は2017 年以来の最高値を記録。保護者の学生寮への認知度(71.8%)と入寮希望度(37.6%)は、過去最高
・ 新入生と保護者調査の両方において、音羽館の認知度と入寮希望率の上昇が見えた一方で、お茶大SCC は新入生の入寮希望率が低下し、小石川寮は保護者の入寮希望率が昨年度から変化なし
5. 奨学金等制度の認知の低下
・ 新入生と保護者の奨学金制度全体への認知度が全13 年間で最も低い。「みがかずば奨学金」は認知度の低下スピードが緩和傾向。「地方公共団体の奨学金」の認知度と利用希望率が上昇