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「男女共同参画週間」(2020年6月23日~29日)をむかえるにあたって

2020年6月16日更新

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6月23日~29日の一週間は、「男女共同参画週間」です

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応募総数2,615点の中から、
審査の結果選ばれた最優秀作品です

 日本の女子教育を先導してきた本学は、国内の大学の中でもいち早く「男女共同参画推進本部」を設置し、男女共に充実した生活・人生を送ることのできる社会環境の実現に向けて様々な取組を行ってきました。

内閣府男女共同参画局は、毎年6月23日~29日の1週間を「男女共同参画週間」としています。公募で決定された本年度のキャッチフレーズは2つあり、「そっか。いい人生は、いい時間の使い方なんだ」、「ワクワク・ライフ・バランス」です。これらのキャッチフレーズを「自分らしい人生を実現するために、時間をどう使っていくのか。家族や地域、社会はそれをどう後押ししていくのか」を考えるためのきっかけにすることをねらいとしています。

男女共同参画本部長 室伏きみ子学長より

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お茶の水女子大学長 室伏きみ子

  私は、幸せなことに、中学校、高等学校、大学及び大学院(修士課程)の12年間を過ごしたお茶の水では、男女の差別を感じさせられることは、全くありませんでした。その後、お茶の水にまだ博士課程がなかった時代でしたので、東大の大学院(博士課程)に進学しましたが、その研究室でも、先生方や先輩方が、唯一の女子学生だった私を、何ら区別することなく扱って下さったので、のんき者の私は、チャンスは男女ともに平等にあるものと思っていました。人種のるつぼと言われるニューヨークの研究所に留学していた時にも、素晴らしい女性研究者の許で研究に励み、偏見を持たずに多様な文化や背景を持つ人々との出会いを楽しむことが出来ました。LGBTの人々とも、そこで知り合いました。

ところが、日本に帰国して社会人となってから、様々な場面で女性やマイノリティーの人々が差別されていることを見聞きし、私自身も、女性であることで悔しい思いをさせられることがありました。そんな経験をしている中で、男女や人種等の別なく資質・能力を十分に発揮し、幸せに過ごせる社会でなければ、明るい未来は望めないとの想いを強くし、真の男女共同参画社会とインクルーシブな社会の実現のために努力したいと思うようになりました。

今、世界では人種間の差別に対する抗議活動が活発に行われていますが、お茶の水女子大学では、どのような差別も容認しない、ダイバーシティとインクルージョンを目標に掲げ、ワーク・ライフ・バランスに配慮した教育と研究の環境を整備するための様々な活動に取り組んでいます。

男女共同参画週間を契機に、学生の皆さんと教職員とが一体となって、一層の差別のない平和な社会の実現を目指すことを、そして、誰一人として取り残さない新しい世界の開拓に努めていくことを願っています。

 お茶大生が考える等身大の「男女共同参画」とは?

 男女共同参画週間をむかえるにあたり、本学の学生が課外の活動として動画制作に取り組みました。「男女共同参画社会って何?」という率直な疑問から「私たちはどう働く?」というテーマまで学生ならではの視点が活かされています。内容の構成も学生が一から考え、学外の学生にもオンラインでインタビューを行うなど、他者の意見にも積極的に耳を傾けて作成した意欲あふれる作品です。

お茶の水女子大学:WLB推進活動について

お茶の水女子大学では、ワーク・ライフ・バランスに配慮した研究環境を整備するための「WLB (ワーク・ライフ・バランス) 推進活動」に取り組んでいます。

1)男女共同参画宣言
2)ポジティブ・アクションの策定
3)女性活躍推進対策行動計画を策定
4)女性の活躍に関する情報の掲載
5)女性役員、管理職登用目標割合の公表
6)次世代育成支援対策行動計画及び女性活躍推進対策行動計画を策定
7)次世代認定マーク「くるみん」を取得
8)お茶の水女子大学の「ワーク・ライフ・バランス」の支援活動の配信
9)一時保育サポート
10)教育研究機関における雇用環境評価
11)  いずみナーサリーと文京区立お茶の水女子大学こども園の見学会(職員研修)

詳しくは、 こちら もご覧ください。

関連ファイル / Related Files

» gender_poster(PDF形式 509キロバイト)

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