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学内研究者の一時支援

2024年4月16日更新

本学では、男女共同参画の観点に立ち、2010年度から妊娠中や未就学児養育中、親族の介護や病気看護に携わる学内研究者に、その補助者への謝金を支給する一時支援事業を行っています。

支援対象者要件

  • 本学に所属する常勤の教員であること(性別不問、任期付き教員・リサーチフェローを含む)
  • 申請時に以下の1)〜5)のいずれか一つにあてはまること
    1) 親族(配偶者及び2親等まで)を介護中であること(要介護段階が「要支援」または「要介護」)
    2) 親族(配偶者及び2親等まで)を病気看護中であること
    3) 妊娠中(本人、産前休暇中を除く)
    4) 未就学児(申請者の子)養育中
    5) 上記1〜4以外で特に支援が必要な状況であること

    ※これまでに一時支援を受けた研究者も申請可

支援期間

  • 前期 当該年度の 4月から9月までの期間中、連続的な6カ月以内
  • 後期 当該年度の10月から3月までの期間中、連続的な6カ月以内

(ただし、途中で支援要件に該当しなくなった場合は、その翌月までとする)

支援内容

  • 採択予定人数は5名程度
  • 被支援者の教育・研究活動を技術的・事務的に支援するための補助者に謝金を支給
  • 補助者の任用は連続する6カ月以内とし、原則として月40時間を上限とする
  • 補助者への交通費は支給しない
  • 応募者多数の場合は、支援時間は審査により決定する
  • 補助者は原則として被支援者が探すこと
    (グローバルリーダーシップ研究所管轄のお茶大人材バンクにて相談可)

支援実績

支援対象者要件 親族を
介護中
親族を
病気
看護中
妊娠中
(本人)
未就学児
養育中
小計 合計
2023年度
(令和5)
男性 8 8 17
女性 2 7 9
2022年度
(令和4)
男性 8 8 14
女性 1 1 4 6
2021年度
(令和3)
男性 8 8 13
女性 1 4 5
2020年度
(令和2)
男性 6 6 9
女性 3 3
2019年度
(令和1)
男性 5 5 7
女性 2 2

これまでの支援実績

主な支援内容

実験・調査の補助、データの入力や整理、データ分析・解析補助、図表などの校正・整形、論文作成補助、情報の検索・収集、研究費申請書類作成補助、学会発表準備補助、翻訳、事務手続き・会計処理、資料整理など。

支援による効果(2023(令和5)年度被支援者によるコメント)

 2023年度前期と後期でそれぞれ異なる補助者に、論文・学会発表資料の校正やデータ整理、情報収集を依頼した。なかなか論文の形式面には時間をかけることができないため、学会の規定を参照してそれに沿っているか確認してもらうのはとても助かった(補助者は大学院生なので、本人の経験にもなっていればちょうど良いかとも思う)。また、あらかじめ依頼することにより、自分でもその日までには完成の見通しを立てるという計画性にも繋がった。調査データの取り扱いには注意が必要だが、研究室で作業してもらうことでデータを持ち出すことなく作業をスムーズに遂行できた。そのおかげで、学会発表まで辿り着くことができた。さらに情報収集に関しても、自分だけではまとまった時間が取りにくいためかなり助けられた。
 何度か、子どもの体調不良で何もできない期間(最低限、授業をして会議に出るので精一杯)があった。また昨年度よりも仕事量が増え、なかなか厳しい時期も多かったが、研究をなんとか前進させられたのは研究補助のおかげである。とても感謝している。
(前後期支援、未就学児養育中、女性)

 会計処理などの入力作業と実験補助を主に補助者の方にお願いしている。会計処理は毎週1-2時間程度は消費する事務作業のため、補助者にお願いすることで、他の教育・研究業務にさける時間が得られている。また、実験補助については、分析機器の取り扱い経験のある者を補助者に迎えることができたため、機器のメンテナンスや測定条件の検討などをお願いしている。未就学児の子育て中で大学に居られる時間が限られるが、日中の時間をより必要な業務に活用できるため、大変助かっている。
(前後期支援、未就学児養育中、男性)

これまでの支援による効果
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