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2025年4月4日更新
本学では、男女共同参画の観点に立ち、2010年度から妊娠中や未就学児養育中、親族の介護や病気看護に携わる学内研究者に、その補助者への謝金を支給する一時支援事業を行っています。
(ただし、途中で支援要件に該当しなくなった場合は、その翌月までとする)
支援対象者要件 | 親族を 介護中 |
親族を 病気 看護中 |
妊娠中 (本人) |
未就学児 養育中 |
小計 | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2024年度 (令和6) |
男性 | 8 | 8 | 16 | |||
女性 | 3 | 5 | 8 | ||||
2023年度 (令和5) |
男性 | 8 | 8 | 17 | |||
女性 | 2 | 7 | 9 | ||||
2022年度 (令和4) |
男性 | 8 | 8 | 14 | |||
女性 | 1 | 1 | 4 | 6 | |||
2021年度 (令和3) |
男性 | 8 | 8 | 13 | |||
女性 | 1 | 4 | 5 | ||||
2020年度 (令和2) |
男性 | 6 | 6 | 9 | |||
女性 | 3 | 3 |
実験・調査の補助、データの入力や整理、データ分析・解析補助、図表などの校正・整形、論文作成補助、情報の検索・収集、研究費申請書類作成補助、学会発表準備補助、翻訳、事務手続き・会計処理、資料整理など。
会計処理については、予算の振り分けや請求書の管理・収集など自身で行う必要がある部分もあるが、それ以後の会計システムへの入力作業や書類のアップロードなどは、ファイルのやり取り方法など含めて流れが出来上がり、スムーズに進めていただいている。実験補助の分析機器関連については、これまで同様に過去の取扱経験を活かして、メンテナンス等を行なっていただいている。共通機器など利用者からの不具合の報告があっても、自身では対応する時間が取れない場合があるが、補助者にトラブルシューティングからメンテナンスまで任せられるため、共通機器の利用を長く止めずに済んでいる。上記業務の合間とはなるが、部分的に研究室の研究の補助もしていただき、補助者を共著に含む論文の投稿に至っている (査読中)。
(前後期支援、未就学児養育中、男性)
2024年度は2年分のアンケートデータを学会発表・投稿論文へまとめる予定があり、細かい作業が増えると予測されていた。補助者によって、アンケート用紙配布などの調査、回収したデータの整理、統計分析、作図といった作業の負担が軽減され、無事に発表および投稿を達成できた。補助者がいなければ今年度の研究目標達成は困難であったと思われる。育児によって研究に費やせる時間は限られているが、補助者への作業依頼によってスケジュールが立てやすくなるというメリットも感じられた。また、事務的な書類の作成や情報収集などの煩雑な作業を手伝ってくれる存在がいることは心理的な安心感も大きかった。
(前期支援、未就学児養育中、女性)