サイエンス・リーダーズ・キャンプ【SLC参加者による各地での報告会と教員研修の実施】
2016年9月8日更新
SLC受講生は、それぞれの勤務地(地元)に戻り、お茶の水女子大学での研修の成果を報告しました。さらに、お茶の水女子大学で学んだ先端科学について、或いは開発した研修コンテンツを用いて、教員研修を実施しました。
報告会一覧
山内智永先生による報告会
報告者 |
山内 智永(やまうち ともなが) |
学校名 |
福井県おおい町立大飯中学校 |
実施日 |
平成23年 8月24日
平成23年 8月26日
平成23年 9月7日 |
報告会の名称 |
(実施順に)若狭地区中学校理科教育研究会 研究推進委員会、活用力向上研修会、大飯郡理科主任研修会 |
対象者・人数 |
(実施順に)嶺南地区中学校理科主任 5名、嶺南地区4町教員・小浜市,敦賀市教員 21名、大飯郡理科主任 15名 |
実施内容と
受講者の反応 |
【若狭地区中学校理科教育研究会 研究推進委員会】
キャンプの内容についての紹介と実験の紹介。
今後の授業で取り入れることができそうな内容の検討。
出来そうなものについては時期と方法も話し合った。
(紹介したコンテンツ:吉楽先生のスピーカー、岩川先生のホットケーキ、他多数)
【活用力向上研修会】
今回の研修方法がキャンプの最終日に近いもので,ある小単元の授業を考えるものであったため,キャンプの雰囲気がよく伝わったと思う。キャンプの資料を持っていったため,教材研究をする際に参考にしようされる先生方もいた。教育事務所理科室での研修だったこともあり,いくつかキャンプで紹介された実験をすることもでき,とてもよい機会になったのではないかと思っている。
参加者の中には,応募したが行けなかったという先生もおり,来年の応募に意欲を見せていた先生方もいた。
(紹介したコンテンツ:戸塚先生の電気ペン,鈴木先生のデジタルコンテンツ,澤田先生の地震波)
【大飯郡理科主任研修会】
キャンプの内容を少し紹介した後,研修の方法について提案した。
毎年夏休みに小中合同で様々な研修を行っている。
キャンプの最終日のような感じの研修になるのだが,毎年内容がなかなか決まらない。
今回のキャンプを受け,高校の先生を頼るのもいいのではないかと思い,「近隣の高校に声をかけて合同で行うのもよいのではないか」と提案してみた。
難しいかもねと言われたが,面白そうだと思ってくれた先生方もいた。 |
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(ありません) |
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今井和彦先生による報告会
報告者 |
今井 和彦(いまい かずひこ) |
学校名 |
栃木県総合教育センター 研修部 |
実施日 |
平成23年 9月20日
平成23年 11月7日
平成23年 11月17日 |
報告会の名称 |
(実施順に)教職10年目研修(高)、 教職5年目研修(高)、初任者研修(中・高) |
対象者・人数 |
(実施順に)10年目研修(7名)、5年目研修(5名)、初任者(12名) |
実施内容と
受講者の反応 |
各基本研修の教科別分科会の時間の一部を利用し,プレゼンテーションソフトを用いて受講した研修内容を報告した。各講演内容等を,キーワードと記録写真を提示しながら簡単に説明した。(ただし,「若い理科教師に今後期待される役割」については,多少時間をかけて説明した。)また,中学,高校名人先生に紹介いただいコンテンツのいくつかを紹介した。特に埼玉県の山本先生と群馬県の岩間(前島)先生にそれぞれご紹介いただいた樹脂に関するコンテンツを,演示を通して紹介し,教材の良さを実感してもらった。本報告会の実施により,研修内容や目的を受講者に理解してもらえたのに加え,各基本研修の研修効果や受講者の満足度を高めることもできたものと考えている。 |
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9月20日(火曜日) 教職10年目研修(高)・教科別分科会での報告(栃木県総合教育センターにて) |
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太田浩生先生による報告会
報告者 |
太田 浩生(おおた ひろき) |
学校名 |
宇多津町立宇多津中学校 |
実施日 |
平成23年 9月21日 |
報告会の名称 |
坂出・綾歌地区中学校理科研究会 |
対象者・人数 |
中学校理科部員・28人 |
実施内容と
受講者の反応 |
お茶大における研修目的概要および内容説明を行った。
4日間の研修の中で,参加された先生方に特に興味をもっていただいたプログラムが各先生方の授業形式による教材コンテンツ発表であり,「互学互習」という本研修のコンセプトを理解していただいた。また,他県の先生方とのネットワーク構築についても今後どのように活用するのかという質問があった。 |
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原田直樹先生・戸塚滋子先生による報告会
報告者 |
原田直樹、戸塚滋子 |
学校名 |
静岡県立静岡城北高等学校、静岡市立高等学校 |
実施日 |
平成23年 9月26日 |
報告会の名称 |
高等学校5年経験者研修・教科別研修(理科) |
対象者・人数 |
教職経験6年目の高等学校理科教諭・6名 |
実施内容と
受講者の反応 |
前半は、お茶大で実施したプログラムの概要をパワーポイントにまとめて紹介した。我々が受講した様々な講義・実験について、興味深く聞いてくださっていた。
後半は、SLCで紹介されたコンテンツのひとつ、栃木県総合教育センターの今井先生が発案したコンテンツを少し改良して実際に実験していただいた。今までの教科書とは違った視点で電池をとらえたこの実験は、先生方にも新鮮に映ったようだった。 |
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石川一樹先生による報告会
報告者 |
石川 一樹(いしかわ かずき) |
学校名 |
東京都東久留米市立南中学校 |
実施日 |
平成23 年11月9日 |
報告会の名称 |
東久留米市授業改善研究会(理科) |
対象者・人数 |
中学校理科教諭30名 |
実施内容と
受講者の反応 |
SLCでの研修内容を報告。受講した講義のほか、ノーベル賞受賞研究に関連した実験、参加者全員による自慢の授業の発表、グループにわかれて行った教員研修向け授業の新規開発など、SLCでの活動全般について報告。 |
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ありません |
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岩田拓朗先生による報告会
報告者 |
岩田 拓朗(いわた たくろう) |
学校名 |
岐阜県立岐山高等学校 |
実施日 |
平成23年 12月26日 |
報告会の名称 |
第3回 岐阜県生物部会実験指導研究委員会
(会場 岐阜県立岐山高等学校 生物実験室) |
対象者・人数 |
岐阜県各地区の代表者5名 |
実施内容と
受講者の反応 |
サイエンスリーダーズキャンプの内容を要約した資料を用意し、初日から行ったプログラムから順に何を行ったのかを報告した。また、当日撮影した写真なども使い、自分が特に関心を持った内容について補足をした。
参加者からは、普段体験できないノーベル賞をテーマにした高度な実習についての質問や、他の先生方が持ちよったコンテンツについての質問が多く寄せられた。 |
写真 |
GFPマウスの写真を見せながら、実習の内容を説明している。 |
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岩川浩照先生による報告会
報告者 |
岩川 浩照(いわかわ ひろてる) |
実施日 |
平成23年 10月19日
平成24年 2月2日 |
学校名 |
神奈川県川崎市立平間中学校 |
報告会の名称 |
(実施順に)幸・中原地区授業研究会、川崎市立学校理科主任研修会 |
対象者・人数 |
(実施順に)川崎市幸区・中原区の中学校教員 30名(川崎市立平間中学校)、小学校・中学校・高等学校の理科主任教諭 175名(川崎市総合教育センター) |
実施内容と
受講者の反応
(幸・中原地区授業研究会) |
中学2年生の『動物のくらしとなかま』の単元で研究授業を行った。川崎の地区の研究会と指導と評価に関する趣旨の研究会であったが、SLCのコンテンツを紹介するために教材を取り入れた。今回の授業では岡先生のコンテンツ『盲斑の面積測定・脳の視覚処理』を使わせてもらった。目や耳などの感覚器官を学習する単元で用いた。多くの場合、各器官のつくりや働きなどを知識として習得することが多いが、実際に目のつくりで盲斑があるということを知るだけでなく、体験することによって知識の深化が図れるとともに、科学に対する関心をひく効果的な教材になると多くの意見をいただいた。 |
写真 |
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実施内容と
受講者の反応
(川崎市立学校理科主任研修会) |
小・中・高等学校の理科主任を対象にした研修会の中でSLC についての報告を行った。そこでは幅広い知見を得られる講演やノーベル賞を受賞した先端技術の体験などをパワーポイントのスライドを用いて説明を行った。先生方が行った授業コンテンツの紹介においては、鈴木先生の『運動とエネルギーに関する電子黒板用デジタルコンテンツ』や岩田先生の『実物を教材とした、生徒の興味・関心を高める授業の展開』を紹介した。実体験をもとに全国各地の教員とネットワークを構築することができたことの有意性やSLCの研修の中で新しいコンテンツを作成したプロセスなどを紹介し、地域の中にあっていろいろな経験や交流をはかる重要性を説明した。 |
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馬場純一先生による報告会
報告者 |
馬場 純一(ばば じゅんいち) |
実施日 |
平成24年 2月8日 |
学校名 |
東京都江東区立第三亀戸中学校 |
報告会の名称 |
江東区中学校教育研究会 教科部会 |
対象者・人数 |
江東区立中学校の理科教諭 43人 |
実施内容と
受講者の反応 |
サイエンスリーダーズキャンプ2011での研修内容の報告と、その際全国から集まった先生方が持ち寄った多くの授業コンテンツの中から2つを紹介した。元文部大臣の馬先生の講義と山極先生の講義の内容には、深く頷いて聞いている参加者も見られた。コンテンツを紹介する際、参加者一人ひとりに教材を配り、実際に作業しながら教材を体感してもらった。「トランプカードを用いた大気圧の体感実験」を行った際には、その意外性に歓声が上がっていた。本研修で学んできたことを概ね伝えることができた。 |
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吉楽高夫先生による報告
報告者 |
吉楽 高夫(きちらく たかお) |
学校名 |
新潟県立燕中等教育学校 |
報告媒体の名称 |
「物理教育」(物理教育学会誌) vol. 60(2) 140-143 (2012) |
内容 |
物理教育学会誌である「物理教育」にサイエンス・リーダーズ・キャンプのことを投稿し、掲載された。 |
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サイエンスアゴラ 2011
- 「それって本当?
-3月11日大震災をテーマに-」
- 東京・お台場で開かれたサイエンスコミュニケーションのイベント、サイエンスアゴラに、受講者の代表者が参加しました。地震および大津波をテーマに、中高生に、キャンプの成果をもとにした教材と、考察のための材料(科学的情報)を与えながら議論させ、科学的な情報を正しく理解し活用することの大切さと難しさを体感してもらいました。
- サイエンスアゴラ 2011セッション報告
- http://www.jst.go.jp/csc/scienceagora/reports/2011/archive/report/sessions.html
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