令和7年度新入生の生活に関する調査概要
2025年10月1日更新
学生・キャリア支援センターでは、令和7年度新入生(学部)とその保護者を対象に「新入生の生活に関する調査」を実施しました。この調査は、本センターが平成23年度から実施している「新入学生(学部)とその保護者を対象に実施した調査」の令和7年度版です。
調査内容は、出身高校、家族、卒業後の進路志望、学生生活の経済的基礎、学生支援活動への期待(新入学生対象調査)、家計支持者の職業、世帯年収、学歴、学生支援活動への期待(保護者対象調査)など多岐にわたるもので、いずれも、大学生活の基盤や大学へのニーズを明らかにすることによって、本学の学生・キャリア支援活動をより効果的に実行するための基礎資料として活用することを目的としています。
令和7年度入学者のうち、新入生自身への調査では84.2%、新入生の保護者への調査では82.0%の方々から、調査の返送および分析許可を得ることができました。
報告書はTeaPotからPDF形式でダウンロードいただけます(https://teapot.lib.ocha.ac.jp/records/2005862)。
令和7年度新入生調査報告書のポイント
- 調査に回答した新入生の91%が「受験時にはお茶大を第一志望」である
本学を第一志望としていたと回答した割合は、調査開始以降8割を下回ったことがなく、特に今年度はすべての学部で8割を上回った。とりわけ、生活科学部においては97.8%と非常に高い割合であった。
- 「大学の授業」を頑張ろうと考えている割合は99.0%と、例年以上に高い
全ての学部において、この1年で頑張ろうと思う活動(複数回答)に「大学の授業」と回答した割合は非常に高かった一方で、大学生活における不安や心配事として「授業や単位」と回答した割合も70.9%と、他の人間関係や健康面、将来の進路等に比較して最も高い。
- 卒業後の進路は民間企業就職希望と大学院進学希望が約5割ずつだが、例年と異なり大学院進学希望が民間企業就職希望の割合を上回った
卒業後の進路希望(複数回答)は、大学院進学希望の割合(52.7%)が最多となり、特に理学部や共創工学部においては約8割となった。一方、教師などの専門職希望者は、例年と同様、2割を下回っている。
- 学生寮の認知度は昨年度よりやや上昇(80.5%)し、保護者の学生寮への認知度(73.9%)は過去最高となった
認知度上昇の一方、保護者の入寮希望度(35.7%)は昨年度よりやや低下した。
音羽館については、新入生の認知度と入寮希望度が上昇した一方で、保護者の認知度と希望度は低下した。お茶大SCCは、認知度は上昇した一方、入寮希望度が低下。小石川寮は、新入生の認知度や保護者の認知度および希望度は低下した一方で、新入生の希望度は上昇している。
- 「みがかずば奨学金」の認知度および受給希望は昨年度よりやや低下した