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組織・プロジェクト 令和2年度

2020年11月30日更新

組織(令和2年度)

部門長 神田由築(日本近世史)

研究プロジェクト(令和2年度)

主題 天文計算を支えた日本の女性たち
主旨 電子計算機が導入される以前の日本では、天文計算は算盤・計算尺・手廻し計算器などを用いて行われていた。そして、その膨大な計算作業の多くは女性たちによって支えられていた。なぜ天文計算が「女性の仕事」とみなされていたのか。そして、どのような経緯で彼女らは天文計算の仕事に就いたのか。緯度観測所関連資料群等の歴史資料調査から、近代日本の天文計算を支えた女性たちの歴史を学際的(史料研究・科学技術史・ジェンダー研究・教育史)に考察する。
プロジェクト担当者 新井由紀夫(本学教員)
学内研究員 宮内貴久(本学教員)
客員研究員 馬場幸栄(一橋大学)
主題 歌舞伎と出版文化
主旨 江戸時代、歌舞伎の台本は出版されることはなかった。歌舞伎とは役者の魅力とその肉体表現によって初めて完成するもので、台本はその見取り図、という認識が強かったためである。その一方で江戸後期になると演劇と文学は接近し、歌舞伎の興行に基づいた合巻〈正本写〉が出版されるようになった。それにおいては、歌舞伎を表現するためにいかなる手法が用いられたのだろうか。また、逆に歌舞伎は合巻からいかなる影響をうけてきたのだろうか。昨今の上演活動も視野に入れつつ、〈正本写〉の分析を通じて歌舞伎のメディアミックスを考察する。
プロジェクト担当者 埋忠美沙
学内協力者 神田由築
研究協力員 嶋崎聡子(UCLA)
主題 大和国における都市奈良の位置付け
主旨 奈良は古代には都が置かれ、中世には事実上大和国を支配していた興福寺が存在した。近世・近代においても、大和国および奈良県の中心地であったことに疑問の余地はない。しかし、大和国全体でみたときに、奈良はあまりにも北側に寄りすぎており、一国支配の拠点として相応しい場所とはいえない。それでも中世以降、奈良が支配の拠点とされたのはなぜなのか。大和国内での奈良の政治的・経済的位置付けの検討を中心に、京都との関係も視野に入れながら、考察を行う。
プロジェクト担当者 大薮海(本学教員)
学内研究員 新井由紀夫(本学教員)、神田由築(本学教員)
客員研究員 内田澪子(医療創生大学教授)
研究協力員 池田美千子(元本学AA)、巽昌子(東京大学史料編纂所特任研究員)、永井瑞枝(本学AA)、柳澤京子(元本学院生)
主題 少女雑誌にみる外来語の総合的研究
主旨 明治末から昭和半ばにかけて発行された、少女対象の総合雑誌『少女の友』を資料に外来語を調査する。子ども向けに用いられている外来語というのは定着度が高く、当時、世代を問わずに用いられたと考えられる。それらがどのような特徴を持つのか、既存のコーパスや、当時刊行されていた外来語辞典との比較から明らかにする。
プロジェクト担当者 石井久美子(本学教員)
学内協力員 河野礼実(本学院生)、野口芙美(本学院生)、宇野和(本学院生)、ムニラ・クルボノヴァ(本学院生)、前田ゆかり(本学院生)
主題 英語・日本語における食べ物に対する感覚評価と文化的アイデンティティ
Sensory Evaluation of Food and Cultural Identity in English and Japanese
主旨 日本語と英語における、食べ物に関する味覚や嗅覚などについての感覚評価の表現について分析する。それらが日英の文化的なアイデンティティ形成とどのように結びつくか等について、インタビューや会話等を材料として研究する。
We propose to investigate how people describe their taste preferences and experience food in English and Japanese. We will use interviews, surveys and sensory evaluative conversations to investigate how people do use verbal/nonverbal behavior to assess food, influence one another’s perferences, and construct identities.
プロジェクト担当者 香西みどり(本学教員)
学内研究員 石井久美子(本学教員)
客員研究員 ポリー・ザトラウスキー(米・ミネソタ大学)、福留奈美(東京聖栄大学)、星野祐子(十文字学園女子大学)
主題 哲学、倫理、宗教、科学思想に関する比較思想的研究
主旨 日本人研究者と各国の研究者・留学生が協力して、日本、西洋、東洋の伝統思想や現代哲学の比較研究を行うことによって、日本思想、西洋思想、東洋思想の特殊性、独自性を浮き彫りにすると同時に、共通点についても理解をふかめる。さらに、人間の存在構造、認識構造の普遍性についても明らかにする。日本思想史、西洋思想史、東洋思想史の研究者の意見交換によって幅広い視点から問題を考察する。
プロジェクト担当者 高島元洋(本学名誉教授)、中野裕考(本学教員)、宮下聡子(本学教員)
学内研究員 三浦謙(本学教員)、吉田杉子(本学非常勤講師)
学内協力員 清水真裕(本学院生)、大持ほのか(本学院生)、飯田明日美(本学院生)、阿部雅(本学院生)
客員研究員 頼住光子(東京大学)、徐翔生(台湾・政治大学)、森上優子(文部科学省)、木元麻里(文部科学省)、斎藤真希(静岡大学)、小林加代子(中京大学)、清水恵美子(茨城大学)
研究協力員 荒木夏乃(本学非常勤講師)、鈴木朋子(首都大学東京)、大久保紀子
主題 明治・大正期の日独思想・文化交流の多角的研究
主旨 北欧作家ラーゲルレーヴの日本における紹介者であるドイツの思想学者グンデルトと、その周辺の作家・思想家・知識人を中心に明治・大正期の日独思想・文化交流を研究する。
プロジェクト担当者 田中琢三(本学教員)
客員研究員 加藤敦子(都留文科大学)、兼岡理恵(千葉大学)、中丸禎子(東京理科大学)
主題 近現代における日本文化の総合的研究
主旨 これまで近現代の日本文化に関する研究は各分野において進められてきたが、分野間の交渉は稀薄であり、研究の蓄積にしたがって日本文化の総合的な理解はむしろ困難になってきたように思われる。そこで本研究プロジェクトでは、近現代における日本文化の形成・変容について、各分野の知見をふまえつつ多面的に検討することにより、日本文化の歴史的・現代的特性を明らかにすることを目指す。具体的には特に、政治、思想、経済、教育、生活などの多様な視点から、近現代の日本文化に対する捉え方・歴史観を見直し、一連の分析結果を総合することによって新たな研究の視点や論点を模索することとする。
プロジェクト担当者 難波知子(本学教員)、湯川文彦(本学教員)
学内研究員 宮尾正樹(本学教員)、宮内貴久(本学教員)、石井久美子(本学教員)
学内協力員 加藤絵里子(本学院生)
客員研究員 鈴木淳(東京大学)
研究協力員 福田千絵(本学修了生)
主題 現代における民俗学の再構築
主旨 現代における民俗学の再構築を目指して、以下の三つの課題の実現を目指す。①先鋭化:民俗学の先人たちを乗り越え、新たな理論の構築を目指す。②実質化:民俗学において自明視されていた知的前提や技法を明晰に表現し、他分野との対話と開かれた議論の土台を作り出す。③国際化:国際的な広がりを前提とした日本民俗の把握を推し進めるとともに、世界各国の民俗学との交流を確立する。
プロジェクト担当者 宮内貴久(本学教員)
客員研究員 飯倉義之(國學院大學)、及川祥平(成城大学)、川田牧人(成城大学)、川森博司(神戸女子大学)、島村恭則(関西学院大学)、菅豊(東京大学)、塚原伸治(茨城大学)、徳丸亞木(筑波大学)、野口憲一(日本大学)、俵木悟(成城大学)、古家信平(筑波大学)、渡部圭一(筑波大学)

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