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2023年4月28日更新
研究代表者(所属) |
斎藤 悦子 (ジェンダード・イノベーション研究所 ) |
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研究分担者(所属) |
山本 咲子(ジェンダード・イノベーション研究所) |
研究期間 | 2022年度 |
SDGs目標番号 | 5(ジェンダー:ジェンダー平等を実現しよう) 8(成長・雇用:働きがいも経済成長も) 9(イノベーション:産業と技術革新の基盤をつくろう) |
「女性活躍の推進」「指導的地位に占める女性の比率の向上」は日本の男女共同参画推進にとって重要事項であるが未だ解決に至らない。その主たる原因は、性別役割分業による女性の家事負担が大きいことにある。本研究は、国内で女性の就業率、正規雇用者率、共働き率が高く、女性の活躍が際立つ一方で、指導的地位にある女性比率が低調の福井県という地域をフィールドにして実施する。
家事の中で女性の分担率が高い調理行動に着目し、男女の調理行動のデータベースを構築し、女性の調理動作と男性の調理動作の特徴を明らかにする。明らかになった特徴に基づき、性別による調理支援の方法を考慮することで男女共同参画社会に貢献したい。
本研究は、国内で女性の就業率、正規雇用者率、共働き率が高く、女性の活躍が際立つ一方で、指導的地位にある女性比率が低調の福井県(本学と協定締結中)という地域をフィールドにして調査を実施した。家事の中で、とりわけ女性の分担率が高い調理行動に着目し、男女の調理行動のデータベースを構築することで男女の調理動作の特徴を明らかにすることを試みたものである。
調理行動データから男女の動作の差異が明らかとなった。今後は性別による差異が生じる原因を分析し、性別による調理支援の方法を考慮していきたい。