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特別研究員制度

2024年4月16日更新

みがかずば研究員

女性研究者のための研究継続奨励型「特別研究員制度」
(呼称「みがかずば研究員制度」)の創設

本学では2012(平成24)年度より、我が国の学術研究の将来を担う創造性に富んだ女性研究者の養成・確保に資するため本学独自の特別研究員(呼称:みがかずば研究員)制度を導入しました。
すぐれた女性研究者の継続的な研究活動を支援するともに、女性研究者が研究中断後に円滑に研究現場に復帰する機会を提供します。

公募・求人情報はこちら(新しいウインドウが開きます)

みがかずば研究員 採択後の進路

みがかずば研究員採択年度 2023年度
(令和5)
2022年度
(令和4)
2021年度
(令和3)
2020年度
(令和2)
2019年度
(令和元)
採用人数 7 12 7 13 13
みがかずば研究員(継続) 5 2 5 2 3
任期の
定めの
ない
ポスト
国公立
大学
教授
准教授 1
講師
助教
その他
私立
大学
教授
准教授 1
講師
助教 1
その他
その他 1(講師)
任期の
定めの
ある
ポスト
国立大学 1(講師) 1(講師) 1(講師)
1(助教)
1(助教)
私立大学 1(助教) 1(講師) 1(准教授)
1(講師)
研究員 1 1(PD)
その他 1(RF) 1(RF) 2(RF)
1(AF)
その他 1 6 1 5 2

RF:リサーチフェロー
AF:アソシエイトフェロー

これまでのみがかずば研究員 採択後の進路

2024(令和6)年度 みがかずば研究員

中川 さやか
専門分野 進化生態学
研究内容

キーワード:キク科、種内多型、花形態、生活史

同じ生物種であってもかたちや遺伝子に多様性が存在すること(種内多型)に興味をもっています。特に、キク科の植物ヤマジノギク・カワラノギクで、花の形や寿命・繁殖回数の種内多型に着目した研究を行なっています。野外での生態学的調査や、実験室での遺伝子解析を行なうことで、生物進化の過程で種内多型が生じ、保たれるメカニズムを明らかにしたいと考えています。

髙橋 節子
専門分野 環境心理学、建築学
研究内容

キーワード:物理的環境、相互交渉、発達

私の研究の関心は、人と物理的環境の相互交渉にあります。特に、人と物理的環境が関わることで、物理的環境が人にどのような影響を与えるのか、人の発達をどのように支えるのかに関心を持っています。
現在は、子どものいる既婚女性が自分固有の物理的空間(プライベート空間)を持つことが、彼女らの自立、well-being、自己実現をいかに支えるのかを明らかにすることを目的に、研究をしています。

内藤 章江
専門分野 被服心理学、被服意匠・色彩学
研究内容

キーワード: 被服心理学、被服意匠・色彩学、学校制服、心理的影響、服育

どのような人が、どのような場所で、どのような服を着ると、どのようなイメージが形成され、着用者や周囲の人々にどのような心理的・生理的影響を与えるのか、被服心理学、被服意匠・色彩学の側面から研究しています。現在は学校制服が着用者やその周囲に及ぼす心理的影響を明らかにし、服育(衣服を通して豊かな心を育てる教育)に応用する方法を検討しています。

中村 美和子
専門分野 教育文化史、児童文化史
研究内容

キーワード:ラジオ、子ども、童話、戦争協力、教育

日本のラジオ初期(1925–1945)の子ども番組について、放送童話に注目しながら調べています。これまでは、国民形成の要素と戦争協力の表現をみてきました。本年度からは、子ども番組普及目的の広報と戦時のプロパガンダのかかわりの変遷を検討するため、まず、ごく初期の子ども番組のありようを探究します。大人が子どもに語りかけることの意味について、深い関心を寄せています。

藤澤 綾乃
専門分野 古代ローマ史
研究内容

キーワード:古代ローマ、古代末期、ローマ考古学

古代地中海世界は様々な文化・人が行き交う社会であり、なかでも東地中海地域は、ヘレニズム・ローマ文化だけでなく、ペルシアや後にイスラームの影響を受けて宗教的多元社会が形成されていきました。私の研究目的は、ローマ時代からイスラーム時代における当該地域の宗教的多様性について文献史料と考古資料の双方を使って探り出すことです。とくに、都市部と村落部の宗教変遷の差異や女性の宗教活動について関心があります。

岩田 優子
専門分野 環境創成学、地域開発学
研究内容

キーワード:環境社会システム、サステイナビリティ、協働ガバナンス

急速な少子高齢化に直面する日本の地方都市を対象に、地域の人材や資源を生かした社会イノベーションの創造プロセスについて研究してきました。博士論文では、特に、「協働ガバナンス」の分析枠組みを用いて、社会イノベーションの創造要件の一端を明らかにしました。今年度は、非常勤講師としてSDGsについて講義する機会も活用し、協働の場における「多様な知の統合」の観点から、研究を深めたいと考えています。

北田 依利
専門分野 歴史学
研究内容

キーワード:ジェンダー・セクリュアリティ、人種、植民地主義、移民

米国およびアジア太平洋地域の歴史学を専門に勉強してきました。なかでも、人種・ジェンダー/セクシュアリティ・近代植民地主義に関心を持っています。具体的には、フィリピンの日本人移民の歴史とその遺産について、文献調査と聞き取りを組み合わせながら研究しています。

岐部 智恵子
専門分野 発達心理学、発達精神病理学、ポジティブ心理学
研究内容

キーワード: LGBTQ+、レジリエンス、メンタルヘルス,交差性

LGBTQ+当事者は性的マイノリティとしてのストレスに加え、メンタルヘルス問題等によって複合的困難を経験することがある。一方、困難な経験を経ながらも自分らしく前向きに生きる当事者も多く、レジリエンスの枠組みから理解することが可能である。本研究ではメンタルヘルス問題を経験した当事者へのインタビューを通して、リスクとレジリエンスに関わる要因を交差性の観点から検討する。

村山 佳寿子
専門分野 音楽学、日本音楽史
研究内容

キーワード:盲学校、音感教育、点字楽譜

視覚障害者のための記憶の補助としてのツールである点字や点字楽譜の史料を用いて研究を行っています。博士論文では箏曲を扱ってきましたが、今後は洋楽の教習にも目を向け、戦時下に国民学校の芸能科音楽で試みられた音感教育について、盲学校で行われた音楽実践と点字楽譜との関係を解明しようとしています。

これまでのみがかずば研究員

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