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富士通・お茶の水女子大学AI倫理社会連携講座

2024年4月25日更新


本社会連携講座では、富士通のAI倫理技術とお茶の水女子大学のジェンダード・イノベーション研究の知見をもとに、世界に先駆けて、AIを活用した定量的かつ客観的なジェンダー平等施策を可能にする共同研究を行うとともに、その遂行を担う広範な領域に精通した人材の育成を進めます。
研究概要 活動内容 研究成果

研究概要

研究者

役割

氏名

職位

拠点長/社会科学チームリーダー

斎藤 悦子

ジェンダード・イノベーション研究所/生活社会科学講座 教授、IGI副研究所長

副拠点長/講座担当者:研究戦略検討

稲越 宏弥

富士通研究所 人工知能研究所 AIイノベーションコアプロジェクト リサーチディレクター/お茶の水女子大学客員准教授

プロジェクトマネージャー/社会科学チーム

柏木 志保

ジェンダード・イノベーション研究所 社会連携講座准教授

講座担当者:技術戦略検討・研究推進

新田 泉

富士通研究所 人工知能研究所 AIイノベーションコアプロジェクト シニアリサーチマネージャー/お茶の水女子大学客員准教授

心理学チームリーダー

大森 美香

基幹研究院人間科学系/心理学科 教授、IGI研究員

情報科学チームリーダー

伊藤 貴之

基幹研究院自然科学系/理学部情報科学科 教授、IGI研究員

社会科学チーム

西村 純子

基幹研究院人間科学系/生活社会科学講座 教授

脇田 彩

基幹研究院人間科学系/生活社会科学講座 准教授

心理学チーム

伊藤 大幸

基幹研究院人間科学系/心理学科 准教授

武藤 世良

基幹研究院人間科学系/人間社会科学科 講師

宮川 祥子

人間文化創成科学研究科 人間発達科学専攻 博士前期課程

情報科学チーム

小林 一郎

基幹研究院自然科学系/理学部情報学科 教授

五十嵐 悠紀

基幹研究院人間科学系/理学部情報学科 准教授

講座協力者:研究戦略検討

内田 大輔

富士通研究所 人工知能研究所 AIイノベーションコアプロジェクト シニアプロジェクトディレクター

講座協力者

高橋 秀和

富士通研究所AIトラスト研究センター 研究員
(2024年3月31日まで)

中田 恒夫

富士通研究所AIトラスト研究センター 特任研究員
(2023年12月20日まで)

 

研究内容

本プロジェクトではまず、多様な人材が活躍できる社会の実現に向け、信頼性の高い人材評価AIの開発を行います。具体的には、AIの倫理的リスクに対処するためのAI倫理技術として富士通が独自に研究開発した交差バイアス緩和技術を人材評価AIに適用し、その評価結果の公平性をお茶の水女子大学が長年培ってきたジェンダー課題に関する社会学、経営学的分析手法(インタビューやワークショップ)により検証し、その結果をもとに人材評価AIを改良します。例えば、女性に対する評価が不公正にならないように漏れなく偏りを是正する一方で、多様性の確保を考慮した場合にマジョリティ側に新たな不公平感が生じる倫理的なリスクの可能性も含めて、人材評価AIが公平感を定量的に分析してその判断プロセスや根拠を客観的に提示することで、人材の多様性を社会的に公正とみなされる範囲内で適切に確保できる技術を開発します。
次に、本共同研究を通じて開発した実現方法や技術をジェンダー格差是正の具体策として政策提言を行い、社会問題解決への貢献を目指します。
また、本連携拠点では、AIに関する技術領域および様々な社会課題に関係する広範なテーマによるセミナーやワークショップを開催し、領域横断的に社会課題に取り組む人材とリーダーの育成に取り組みます。
富士通・お茶の水女子大学AI倫理社会連携講座

講座設置期間

2023年3月1日から2026年3月31日までの3年間

支援体制

役割

氏名

職位

担当理事・副学長/拠点設置研究所長

石井クンツ 昌子

理事・副学長(研究・国際交流・男女共同参画担当)/ジェンダード・イノベーション研究所(IGI)所長

監督者

太田 裕治

副学長(産学連携・イノベーション担当)/ジェンダード・イノベーション研究所(IGI)副研究所長

支援

園田 俊浩

富士通研究所 人工知能研究所 所長

支援

後藤 正智

富士通研究所 データセキュリティ研究所 シニアディレクター

支援

永井 洋樹

富士通株式会社テクノロジビジネスマネジメント本部産学連携推進室 室長

支援

大平 弘太郎

富士通株式会社テクノロジビジネスマネジメント本部産学連携推進室 マネージャー

支援

清水 雅芳

富士通株式会社テクノロジビジネスマネジメント本部産学連携推進室 エキスパート

支援/社会科学チーム

吉原 公美

ジェンダード・イノベーション研究所(IGI) /リエゾン・URAセンター リサーチアドミニストレーター

支援

-

研究・産学連携課

企画戦略課(男女共同参画担当)

ジェンダード・イノベーション研究所(IGI) 事務局

活動内容

《メディア掲載》
・2023年12月13日

朝日新聞Aging Gracefullyのコラムに、プロジェクトメンバー 新田泉へのインタビューが掲載されました。

・2023年11月30日
お茶の水女子大学と富士通の「AI倫理の産学連携」に関するインタビュー記事がフジトラニュースに掲載されました。
「AI倫理の産学連携」でジェンダーギャップや文理の違いを超える~お茶の水女子大学との実践~

・2023年11月24日
10月6日に開催されました「第1回富士通スモールリサーチラボ全国大会」に関する記事が、富士通の社外向けサイトであるフジトラニュースに掲載されました。
これからのテクノロジーを、大学ともっと一緒に~第1回富士通スモールリサーチラボ全国大会の実施 - フジトラニュース : 富士通 (fujitsu.com)

・2023年10月1日
『日経ヴェリタス』の巻頭特集「さらば男性標準 市場拓く ジェンダード・イノベーション」で本講座の取り組みが紹介されました。

・2023年5月19日
富士通のコーポレートブログにAI倫理社会連携講座のインタビュー記事が掲載されました。
“Gender equality and AI: Ochanomizu Univ., Fujitsu researchers collaborate to overcome social gap”
 
・2023年3月17日 
プレスリリース「富士通とお茶の水女子大学がAI倫理社会連携講座を設置-AI倫理技術とジェンダード・イノベーションで社会課題を解決-」  


《定例活動》
月例会:進捗共有と議論の場
週例会:社会科学と計算機科学双方の理解と議論の場。AI hiringの動向、機械学習における公平性の紹介。


《活動報告》
・2023年7月3日
ゲスト講演会「ITのジェンダーギャップを教育とエンパワーで変える」森田久美子氏(特定非営利活動法人Waffle)

研究成果

《2023年度》
・2024年3月
ホワイトペーパー「ジェンダード・イノベーションとAIで目指す、多様な人材が活躍できる社会」

関連ファイル / Related Files

» ホワイトペーパー「ジェンダード・イノベーションとAIで目指す、多様な人材が活躍できる社会」(PDF形式 1,039キロバイト)

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