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【実施報告】オーストラリア・シドニー工科大学とのオンライン交流プログラムの実施(2023年6月5日)

2023年6月30日更新

6.5オンライン交流の様子

2023年6月5日(月曜日)16時40分-18時10分、EDIプログラムでは、海外連携大学の1つであるオーストラリア・シドニー工科大学(以下、「UTS」)とのオンライン交流を実施しました。オンライン交流では、前半にUTSのKristine Aquino先生(Dr Kristine Aquino, Senior Lecturer in International Studies and Global Society)による講義“Migrant infrastructures of care”、後半にはUTSとお茶の水女子大学による学生間交流が行われ、両大学の学生、教員・スタッフなど約30名が参加しました。

Aquino先生の講演では、先生らが2018年以降実施している観察とインタビューを通じて得た知見をもとに、シンガポールで働くフィリピン人労働者が抱える問題と、都市部で行われるバスケットボールを通じた交流について、互いを支え合う手段としてどのように存在しているのかがまとめられていました。今回の講演では、フィリピン人労働者たちが不安定な雇用、身体的な疲弊、不自由さ、人種差別といった問題に日々直面しながらも、バスケットボールという人と繋がる手段、家族のように助け合う場に支えられているということが良く分かるインタビューが複数紹介されていました。当事者の生の声を知ることで、異国の地で生きていくためには小さいコミュニティであっても、人々にとって非常に大きな役割を担っていることを痛感させられました。

後半の学生交流では、参加者の簡単な自己紹介の後に、お茶の水女子大学とUTSの紹介を各大学の学生で行いました。その後の短い時間ではありましたが、相互にいくつかおすすめの場所や現地での過ごし方についての質問をし合うこともできました。

(参加したお茶の水女子大学生の感想)

講演・学生交流全体を通じて感じたこと:講演のテーマが自分にとって馴染みがなく、英語での理解が少し難しく感じたため、やはり事前にある程度予習してから現地での授業に臨むべきだ、と改めて思いました。渡航日が日に日に迫っている中で、このような現地の授業を擬似的に体験できる機会は貴重でした。また、UTSの学生との交流では、SNS上以外で久しぶりに会話をすることができ、7月に直接会えること、そしてシドニーに渡航することがさらに待ち遠しくなりました。

(生活科学部人間・環境科学科2年 竹内凪々香)

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