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SCCの日常〜第9回:Jハウス〜

2024年3月28日更新

SCCの日常〜第9回:Jハウス〜 

Jハウス長①(以下、①)「こんにちは。本日はお忙しい中、Jハウスについてのインタビューを引き受けてくださり、ありがとうございます。今日はよろしくお願いします」
Jハウス長②(以下、②)「こんにちは。ハウス記事を書く筆がどうしても進まなかったので、自分で自分をインタビューしていくことにしました。自分にインタビューをされるのは初めてなので少し緊張していますが、よろしくお願いします」

【Jハウスと東京音頭】
①「3月はSCC全体で居室替えと退寮が相次いで慌ただしい時期なんですよね。この記事も、退寮のための引っ越しを終えてから書こうとし始めた結果、行き詰まってしまったとのことでしたが……」
②「そうなんです。書こうとすればするほど、Jハウスには二度と帰れないのだという郷愁ばかりが溢れてしまって……。実家を出た時よりもホームシックになりそうです。引っ越しについては、退寮するもう1人の2年生と励ましあったり、同期や1年生のみんなに荷物運びを手伝ってもらったりして、なんとか無事に終わりました。実家が北海道で、家族には気軽に手伝いも頼めないので、今回もSCCでのつながりに大変助けられました。去年の今頃は顔も知らなかった人たちにこれだけお世話になっているのは、何度考えても不思議な感じです」
①「SCCの新年度は、前の年は別々に住んでいた2年生2〜3人と、名前と出身地しか知らない1年生2〜3人の、ほとんど他人同士がせーので共同生活を始めるのが特徴的なんですよね。2023年Jハウスの新年度はどうでしたか?」
②「今思い返してもどうしてそうなったかよくわからないのですが、びっくりするほど愉快でしたね。全員が揃った初日にリビングで東京音頭を踊って、そのまま踊りながら各ハウスに挨拶をしに行きました」
①「行きましたね〜。あとでRAさんから『めっちゃびっくりしたしちょっと怖かった』と打ち明けられたのもいい思い出です(笑)」②「東京音頭はJハウスを象徴する1曲になりました。Jハウスは盆踊り効果もあってぐっと距離が縮まって、その後も楽しいことをいろいろしました。私の夢を叶えるべく、7時起きで不忍池に行って、ハウスのみんなでスワンボートをいっしょに漕いでくれたんですよ…」
①「愛ですね」
②「はい。愛です」
①・②(しばし、Jハウスから注がれた愛とJハウスに注いだ愛を思い返して感慨に浸る)

【風呂激励】
①「Jハウスの日常はどんな感じだったんですか?」
②「お互いに忙しく、生活時間帯も案外違っていたので、全員顔を合わせる日は珍しかったのですが、出会ったときには互いに互いの生活を励まし合っていました。お風呂に入ろうとしても、お風呂から上がっても、自炊していてもお互いに褒めあっていたので、一人暮らしが寂しくて……。私はすぐ日常生活のタスクに負けそうになるタイプなので、ハウスメンバーからの応援にとても励まされていました。うっかり夜更かししてしまっても、ばったりリビングで会ったときにおしゃべりしたり、ときには深夜の宴を開催したりしたのも楽しかったです」
①「自分一人で生活を回すって、思い描いていたよりずっと困難ですからね…。生活という困難に立ち向かう仲間としてそばにいてくれたのがありがたかったです」
②「『共に暮らす』ことの最大の利点のひとつだったな、と今振り返ってみて思います」

【すごい距離、すごい早起き】
①「Jハウスで印象に残っているイベントは他にもありますか?」
②「北海道旅行です! 地元が札幌という話を4月にしたら、さっぽろ雪まつりを見てみたいと言ってくれて、なんと本当に来てくれました。見慣れた街にみんながいるのは不思議な感じでしたね…。住んでいたからこそ食べたことがなかった味噌ラーメンを食べたり、改めて雪まつりをじっくり見たり、3年に1度開催の札幌国際芸術祭に一緒に行けたりしたのも嬉しかったです。他の誰と見る札幌とも景色がまた違いました。写真は芸術祭の作品で、月にメッセージを送ることができるという企画への書き込みです」
Jハウス
①「月に友情のバックアップをつくったということになりますね。改めて北海道旅行では、すごい距離を、すごい早起きで来てくれて本当にありがたかったです……。」
②「東京のSCCで過ごしている時間と、札幌で過ごしてきた自分の時間が混じり合うようで、自分を振り返る機会までもらってしまいました。そんな時間を、今年偶然出会ったJハウスのメンバーと楽しく過ごせて、改めてありがたいなと思います」
①「それでは、最後になにかメッセージをお願いします」
②「この記事は自分との会話で執筆しましたが、どうか自己対話に終始せず、せっかく誰かと一緒にいるうちに、さまざまなおしゃべりをしてみてください。SCCはきっと、いろいろな発見がある場所になるはずです。SCCでの毎年の暮らしに楽しみが多くありますように!」
①「改めて、最後までお付き合いいただきありがとうございました。Jハウス長その①と」
②「Jハウス長その②がお送りいたしました。ありがとうございました!」

都内・2024年3月28日収録

(文責・Jハウス長)

 
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