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2024年9月11日更新
お茶の水女子大学湾岸生物教育研究所では、小学校・中学校・高等学校などへ海洋教育のための“生(なま)”の素材を提供しています。2021年度(令和3年度)よりこの教材提供を、日本財団「海と日本PROJECT」の「海を学ぶ」イベントとして行っています。ウニ教材については学校での授業や部活動への教材支援と一般の個人や団体(拠点)を対象にした体験イベントとを同時開催する「全国一斉ウニの発生体験」というイベントで各地に卵精子などを届けています。ウニの発生実験が、海について考え、海を自分ごととして捉えるきっかけとなることを期待しています。 オンライン報告会や、教材を用いて「海を表現する」ためのオンラインコンテストも開催し、学んだことを他の人に伝える機会も提供しています。教材を利用した各人が内陸・沿岸問わず海洋教育活動に参画できるようになることを目指しています。
お茶の水女子大学(サイエンス&エデュケーション研究所と湾岸生物教育研究所)で推進している「海と日本PROJECT」の各イベントに関しましては、こちらの専用サイトも合わせてご覧ください。
「内陸地域における海洋教育の実践と担い手養成(海と日本2024)」(新しいウインドウが開きます)
※ この事業は2024年度で終了となります。
日程(出荷日) | イベント名 | 提供する教材 | 備考 |
---|---|---|---|
6月18日、 7月2日、16日 |
全国一斉ウニの発生体験2024年夏 | タコノマクラ 未受精卵・精子 動植プランクトン |
相談会、報告会、表現コンテストをオンライン開催 |
10月8日、22日、 11月5日、19日 |
全国一斉ウニの発生体験2024年秋 | キタムラサキウニ/アカウニ 未受精卵・精子 動植プランクトン |
相談会、報告会、表現コンテストをオンライン開催 |
1月21日、28日、 2月4日、11日 |
全国一斉ウニの発生体験2024年度冬 | バフンウニ 未受精卵・精子 動植プランクトン |
相談会、報告会、表現コンテストをオンライン開催 |
通年 | ツチクジラを通して海を学ぶ | ツチクジラの骨格標本などの貸し出し | 随時受付 |
通年 | 海洋プラスチックごみ | 海岸に漂着した各種プラスチックごみ | 随時受付 |
2024年末 | 冬休みの教員研修会 | 冬のウニ教材のサンプル | 対面/オンライン |
発生の実験材料として、成体のウニではなく、卵と精子を送付しますので、経験の無い方でも簡単に実習を行うことができます。 授業以外でのご利用、学校以外の団体(拠点)や個人からの申込みも提供数の範囲内で受け付けます。学校用と一般用とで提供日や書式が一部異なりますのでご注意ください。
基本的には各出荷日の翌日午前中の配達ですが、東北の一部と四国・中国地方の一部は翌日午後、中国四国地方の多くと北海道・九州地方は翌々日の到着になりますことをご了承ください。
教材の使用方法を学ぶための各種研修会もあります。「教員研修」の項目をご参照の上、ご利用ください。
※ 卵の栄養だけで初期四腕プルテウス幼生までは育ちますが、その後も継続して幼生を育てたい場合には餌やりが必要です。幼生飼育教材である「植物プランクトンと動物プランクトン」 の提供も行いますので、下記を参照し、そちらも合わせて申し込んでください。
以下の日程でウニ卵精子教材の提供を行います。
日程①③は学校専用、②④は一般優先で、定員は各日程20です。拠点(※)は定員とは関係なく全日程での参加が可能です。
10月の部: ①10月8日発送(9日着)、②10月22日発送(23日着)
11月の部: ③11月5日発送(6日着)、④11月19日発送(20日着)
使用するウニは10月はキタムラサキウニ、11月はアカウニの予定ですが、生き物の状態によって変更になる可能性があります。
<学校用書式2024年秋> 告知チラシ、実験説明、卵精子申込書、報告書
<一般個人用書式2024年秋> 告知チラシ、実験説明、卵精子申込書、報告書
<拠点用書式2024年秋> 告知チラシ、実験説明、卵精子申込書、報告書
学校、一般個人、拠点で一部書式が異なりますのでご注意ください。
クリックで保存できない場合は右クリック等で「名前を付けてリンクを保存」してみてください。
共通書式は各リンクの先が同じファイルになっています。
※「拠点」とは一般公開の受精体験イベントを開催して、二次的に利用者を広げてくれる市民サークルや学校などを指します
*締め切りは日程①②(10月の部)が2024年9月30日、日程③④(11月の部)が2024年10月25日です。
*申込受付時にメール返信します。3日以内に受付確認メールが来ない場合はお手数ですがお問い合わせください。申込・問合せ先については下記「申込・問合せ」を参照してください。
*定員を超える申し込みが来た場合には締切り前でも受付できなかったり他日程への移動をお願いすることがあります(拠点枠は定員とは関係なく期間内なら受付予定です)。
*ウニの状態によっては十分量の提供が行えない可能性もあることをご承知おきください。
* オンライン相談会、オンライン報告会、表現作品コンテスト等の関連イベントについては、イベントチラシもご参照ください。会の詳細については教材を申し込んだ方に送付内容の確認メールにて連絡します。確認メールは日程①②は10月1日ごろ、日程③④は10月28日ごろに送付予定です。受付確認メールは来たのに送付内容確認メールが来ない場合には、何らかの理由で受付リストから抜けてしまった可能性がありますので、お手数ですがその旨お問い合わせください。
定員到達間近になりましたら、お茶大海プロ公式サイトの2024秋ウニ教材提供ページの「お知らせ」欄にその旨情報を掲載しますので、まだ受付可能かどうかが心配な場合にはそちらもチェックしてみてください。
珪藻(植物プランクトン)を培養し、それを餌にウニの幼生(動物プランクトン)を育てます。貸与器具(飼育装置)と消耗品(培地の素や珪藻の種)のセットです。消耗品のみの申込も可能です。
卵や精子を申し込まれる際に一緒に申し込んでください。 用意した器具が無くなり次第終了とさせていただきますのでご了承ください。
説明書、説明ダイジェスト図解、申込書(学校・拠点)、申込書(一般個人)、報告書
過去に冬のバフンウニ教材を利用して実際に行われた授業の指導案と授業プリント例を掲載します。ご活用ください。
今までに寄せられたウニ教材(卵精子、幼生飼育)についての質問や事例をまとめました。
以下の3日程でウニ卵精子教材の提供を行いました。
①6月18日発送(19日着)、②7月2日発送(3日着)、③7月16日発送(17日着)
<学校用書式2024年夏> 告知チラシ、実験説明、卵精子申込書、報告書
<一般個人用書式2024年夏> 告知チラシ、実験説明、卵精子申込書、報告書
<拠点用書式2024年夏> 告知チラシ、実験説明、卵精子申込書、報告書
近年、海洋のプラスチックごみによる汚染が問題となっています。この問題を身近に感じられるよう、実際に海岸に漂着したペットボトルやマイクロプラスチックなどのプラごみを教材として提供します。以下の参考サイトの教材と組み合わせるなどして環境教育にお役立てください。
説明書,申込書,報告書
参考サイト:
環境省_海洋ごみ教材(小中学生用・高校生用)(環境省のサイト;新しいウインドウが開きます)
海洋プラスチックごみ問題について学ぶ授業コンテンツ(お茶大ISEの取組;新しいウインドウが開きます)
千葉県南房総市和田町にある、関東で唯一の沿岸小型捕鯨の会社で、鯨肉の加工・販売も行っている外房捕鯨株式会社(新しいウインドウが開きます)と連携し、本物のクジラの骨やその餌に触れることで、クジラの大きさとそれを支える海の豊かさを実感できる教材「ツチクジラ教材」を開発しました。授業にそのまま使えるスライドやワークシートデータも提供します。
提供するウニなどの教材の使用方法やその応用例を、湾岸生物教育研究所の教員が全国各地の学校へ出向いて紹介します(費用はこちらで負担します)。海から離れた地域での開催を特に歓迎しますが、それ以外の場所でも可能です。複数の学校合同でも、学校単位でも構いませんので、お申込みください。各地での研修会用に教材をカスタマイズして提供することも可能ですのでお問い合わせください。
先生方の都合に合わせて湾岸生物教育研究所にお越しいただいての研修も歓迎します(日帰り、一泊どちらでも)。日程や内容など、相談に応じてアレンジしますのでお問い合わせください。
冬のウニ卵・精子提供事業の事前研修を行います。対象となるのは2024年度冬のウニ教材を利用予定または利用検討中の学校教員と、拠点で実験を主催する立場にある方です。詳細は11月ごろ決定し、冬の教材提供の案内時にお知らせします。
このページに申込書のダウンロードがあるものは、必要箇所を記入の上、締切日までにメールにてお申し込みください(wangan@cc.ocha.ac.jp)。申込書のないものは、同じメールアドレスにお問い合わせください。ダウンロードの不具合についてもご連絡ください。
取組みが終了したら、以下のものを送付してください。
・ 報告書(申込み時に指定のある場合。取り組みの前に内容を確認してください。)
・ 取り組みの様子がわかる写真(授業風景など)
・ 学習指導案、配布プリント等
報告書・写真等は、関連シンポジウムや事業報告書、イベント報告等で使用させて頂くことがあります。