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2023年5月15日更新
本イベントは終了しました。開催報告の記事もご覧ください。(こちら)
※本案内は、学内関係者向けです。
SDGs進研究所は、個人研究、学内外の研究者との共同研究、企業や他機関との共同研究などを対象とし、本学のSDGs研究を牽引する研究を発掘し、SDGsに資する研究活動を活性化させることを目的とした研究助成を行っています。
この度、令和4年度に実施した研究助成の成果報告会を2回にわけて開催する運びとなりました。学生、教職員皆様のご参加をお待ちしております。お近くの学内者へ、ぜひご周知ください。
第1回は、新田陽子先生(生活科学部)と、昨年度副所長中久保豊彦先生(大阪大学)に発表いただきます。
各先生40分程度の持ち時間で、25~30分程度のご報告をいただき、10分程の質疑応答を予定しております。
【日時】6月1日(木)16:40~18:10
【会場】共通講義棟2-101 及びZoomによるオンライン開催(ハイブリッド方式)
【報告タイトル、報告者】
第1報告:「食品ロスの有効活用に関する研究」(新田陽子;本学生活科学部)
第2報告:「太陽光発電と連結する下水処理場におけるエネルギーマネージメントモデルの構築」(中久保豊彦先生;現大阪大学)
【参加申込】オンライン参加の方は、下のURLのFormsからお申込みください。
【締切】5/30(火)
https://forms.office.com/r/muTpWHh96k
第1報告:
タイトル:食品ロスの有効活用に関する研究
研究者名:新田陽子
概要:食べられるにもかかわらず廃棄されているものの中に、きのこ類の石づきや柄、規格外のものがあげられる。えのきたけは、廃棄される石づき部分をステーキ様に焼くことで再利用される取り組みがなされている。しいたけは、規格外のしいたけと全体の5%程度廃棄される柄について、過熱蒸煎機によってパウダー化することで、低コストでの加工を実現している会社がある。このように廃棄する部分を適切に加工することにより付加価値のついた食品の開発につながると考えられる。本研究では、きのこ類の廃棄部分の加熱調理により付加価値のついた食品開発のための基礎研究として、ゼリー素材の抽出に取り組んだ。熱水加圧抽出法によって得られたきのこ由来抽出物で作成したゼリーを試食したところ、口腔内で融けたため寒天とは異なる食感であった。このことからきのこ由来ゼリー素材は新食感を有するゲル化剤として利用できる可能性が示された。
第2報告:
タイトル:太陽光発電と連結する下水処理場におけるエネルギーマネジメントモデルの構築
研究者名:中久保豊彦
概要:SDGsのゴール7内にある、指標7.2.1「最終エネルギー消費量に占める再生可能エネルギー比率」への貢献を目指す研究課題です。再生可能エネルギーが大規模に普及した地域では、電力の需給バランスに対する調整役が必要とされ、その調整機能はデマンドレスポンスと称されます。小規模下水処理場に焦点を当て、デマンドレスポンスの担い手としての機能を有するための稼働計画を立案・評価した研究成果を報告します。
PDFはこちら
なお、6月22日(木)に、第2回SDGs研究助成・成果報告会の開催を予定しております。(詳細はこちら)
※今年度のSDGs推進研究所・研究助成につきましては、募集要項(ページはこちら)をご覧ください。