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令和5年度第2回SDGs研究助成・成果報告会のご案内

2023年5月24日更新

本イベントは終了しました。開催報告の記事もご覧ください。(こちら)
※本案内は、学内関係者向けです。

令和5年度第2回SDGs研究助成・成果報告会のご案内

SDGs進研究所は、個人研究、学内外の研究者との共同研究、企業や他機関との共同研究などを対象とし、本学のSDGs研究を牽引する研究を発掘し、SDGsに資する研究活動を活性化させることを目的とした研究助成を行っています。

この度、令和4年度に実施した研究助成の成果報告会を2回にわけて開催する運びとなりました。学生、教職員皆様のご参加をお待ちしております。お近くの学内者へ、ぜひご周知ください。

第1回は、市育代先生・佐藤瑶子先生 (生活科学部)と、矢島知子先生(理学部)に発表いただきます。
各発表40分程度の持ち時間で、25~30分程度のご報告をいただき、10分程の質疑応答を予定しております。

<令和5年度第2回SDGs研究助成・成果報告会>

【日時】6月22日(木)15:00~16:30
【会場】共通講義棟2-101 及びZoomによるオンライン開催(ハイブリッド方式)
【報告タイトル、報告者】
 第1報告:「乳幼児期の不適切な栄養摂取がもたらす異常と食事における課題」(市育代、佐藤瑶子;本学生活科学部)
 第2報告:「環境にやさしいもの作り~新しい含フッ素ポリマーをめざして 」(矢島知子;本学理学部 )
【参加申込】オンライン参加の方は、下のURLのFormsからお申込みください。
【締切】6/20(火)
https://forms.office.com/r/HPyb5cQajD
申込フォーム2

【発表概要】

第1報告: 
タイトル: 乳幼児期の不適切な栄養摂取がもたらす異常と食事における課題
研究者名: 市育代、佐藤瑶子
概要: 乳幼児は発育が最もさかんな時期であり、不適切な栄養摂取はその後の成長・発育に重大な影響を及ぼします。本研究では、「乳幼児期の不適切な栄養摂取がもたらす異常と食事における課題」に関して、以下の2つの研究成果を報告します。三大栄養素である脂質の中には食事から摂取しなければならない必須のものがあります。そこで、1つめの研究としてこれまで重要視されていなかった脂質に関して、乳幼児期に欠乏するとどのような代謝異常が生じるか、動物実験の成果を中心に発表します。また、乳幼児期は消化のよいもの、薄味のもの、食品の切り方や硬さにも配慮する必要がありますが、離乳食や幼児食におけるテクスチャーや栄養素の実態は、高齢者などの嚥下食などに比べると不明な部分が多くあります。2つめの研究として、これまで明確にされていなかった幼児の食事において、特に食塩量の実態を明らかにすることで、幼児期における新たな食の問題を提示したいと思います。
第2報告:
タイトル: 環境にやさしいもの作り~新しい含フッ素ポリマーをめざして
研究者名: 矢島知子
概要: 私たちの生活は、様々な化学物質により支えられておりますが、その製造過程で生じる環境負荷がこれまでに問題となってきました。近年では、持続可能な発展を目指した、環境負荷の少ない化学、グリーンケミストリーの必要性が叫ばれています。私たちの研究室では、これまでに様々なフッ素を含む有機化合物の合成に関する研究を推進してまいりました。含フッ素有機化合物は、高付加価値な医農薬品・機能性材料として私たちの生活に欠かせない物質であり、その合成法の開発は、便利で豊かな生活を支えるために待ち望まれています。私たちは、グリーンケミストリーの観点から、安全な試薬を用いた低エネルギー、低コストで効率的な合成手法に関する研究を行っています。今回の研究では、高速通信時代に待ち望まれる新しい低誘電材料として期待されるポリマーの原料である含フッ素ジアミン化合物の合成について、安価で安全な試薬を用いた新しい合成法を開発しました。本成果報告会では、グリーンケミストリーに基づく私たちのこの成果について報告させていただきます。

ポスター
PDFはこちら

なお、今年度も、SDGs推進研究所・研究助成を募集しております。詳細につきましては、募集要項(ページはこちら)をご覧ください。

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