ページの本文です。
2020年11月12日更新
11月12日(木曜日)に今年度2回目の1年生ワークショップをオンラインで行いました。今回のワークショップの目的は、現1年生の一体感を高めて、新2年生として後輩たちを迎える準備を始めることです。
まず、イントロダクションとして、簡単な自己紹介と、「寮生活の必需品」をそれぞれが紹介しました。可愛いぬいぐるみや便利な調理道具、さらには目覚まし時計など、個性あふれる品々が紹介され、自然と笑みがこぼれました。
次に、今回のメインの活動である「月面着陸ゲーム」が行われました。このゲームは、企業研修などでも用いられることのある、チームメンバーと合意形成を行うゲームです。月面で生き残るために15個だけアイテムを用いることができる設定なのですが、チームで必ず合意を形成しながらそれらに優先順位を付けなければなりません。このゲームには科学的根拠に基づいた正解が存在し、正解とのずれが少ないほど成績が良いことになります。
このゲームを通して、1年生は「アサーティブ」なコミュニケーションの大切さを学びました。アサーティブとは、自分の考えを押し付けるのでも、相手の考えに従うのでもない、自分も相手も尊重するコミュニケーションのスタイルのことです。良い関係性を保ちながらもきちんと成果を出すために有効なこのコミュニケーションスタイルは、これからSCCの運営を担う現1年生にとって学ぶ価値に溢れるものでした。
ゲーム終了後は、簡単な結果の共有と、1人1人感想を述べる時間が設けられました。結果は、自分で考えた優先順位よりも、チームで考えた優先順位の方が好成績だった人が多かったため、アサーティブなコミュニケーションが多少なりとも実践できたようです。感想では、「あたたかい雰囲気の中で話せてよかった」「自分の発言に細やかな反応をしてくれて嬉しかった」などの発言がある一方で、「時間が無くなってくると慌ててしまった」「能動性と受動性のバランスが難しかった」など、自分なりに課題を見つけている人もいました。
これから新2年生研修などを経て、いよいよ私達1年生がSCCの中核となるべく始動します。来年度の寮生活への期待を膨らませつつも、必要なスキルや心構えはしっかりと身につけていきたいと思ったワークショップでした。
(文責・SCC広報)