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2024年5月12日更新
5月12日(土曜日)に1年生ワークショップ①を行いました。4月に入寮した1年生同士の交流および情報共有の場として、学寮アドバイザーやファシリテーター、RAの方々が企画・運営してくださいました。
今回はテーマ『Assertive』に沿い、自主的・相互的な対話を行いました。『Assertive』とはコミュニケーションスキルとして重要な自己主張の一つの方法です。相手の意思や意見を尊重しながらも、自分の気持ちや意見を適切な言葉やタイミングで伝えることや、相手を手中に収めるのではなく、相手と対等な立場で自分の意見を伝えることを目標とします。学寮アドバイザーやファシリテーターの方から、この『Assertive』について初めに学んだ結果、今回のワークショップでは、この概念を念頭に置きながら、相手の自己紹介に積極的に相槌をうったり、質問したりするなどしながら、交流を進めることができました。次に、グループのメンバーを入れ替えながら様々な話題について話す『ワールドカフェ』方式で交流を進めました。『Assertive』な他者とのコミュニケーションを念頭に置いた会話の実践は、より集中して相手の話を聞き、伝わりやすいように自分の話を展開することに繋がりました。このように、授業時間外での新たな学びを得る場としてのSCCの存在意義も理解することができました。
交流会に参加した1年生からは、「ハウス内での生活リズムの違いに戸惑う」「ほかの寮生ともっと交流したい」といった声が聞こえました。入寮から1か月が経ち、自分自身の生活には慣れてきたものの、まだ同じハウスに住んでいるメンバーと協力しあうことまでは難しいようです。
私自身、同じ寮に住んでいながらも他ハウスの1年生との関わりが少ないことが不安でした。しかし、この機会を通して、今まで関わりのなかった寮生と交流することができたので、ワークショップに参加する意義は非常に大きいと感じました。SCCのコンセプトの一つ、『他人と助け合い、お互いを認め合うことで、自立性と協調性を持った人格を育む場所』に沿った活動ができたと感じています。
このワークショップを機に、もっと積極的に寮生との対話を図ってみようという気持ちになりました。
(文責:SCC広報委員会1年)