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2024年12月14日更新
12月14日(土曜日)にSCCラウンジで第2回学修プログラムが行われました。学修プログラムとは、大学での学習とは異なる学びの場として、ゲストの方をSCCに招き、講演していただくものです。そして、その後のグループワークで、インプットしたことをアウトプットします。第1回学修プログラムでは脳の仕組みについて脳科学や神経科学がご専門の先生にご講演いただきました。(詳しくはこちら→2024年度第1回学修プログラム)
そして今回の第2回学修プログラムでは、北海道洞爺町にある佐々木ファームさんにご協力いただきました。SCCにお越しいただくことはできませんでしたが、佐々木さんからのメッセージ動画を見て、食の観点から自らの健康や環境について考えました。
最初にハウス内で各々の冷蔵庫の中身の写真を見ながら、何が入っているか、普段どんなものを食べているかについて話し合いました。野菜や調味料、作り置きを入れている人もいれば、実家から送られてきた総菜やデザートを入れている人もちらほら…。毎日開け閉めしている冷蔵庫ですが、人によって冷蔵庫の中身は異なり、普段の食事と大きく関係していることに気づきました。
次に、佐々木ファームさんから事前に送っていただいた野菜を、見て、触って、においをかいで、食べるという五感ワークを行いました。紅しぐれ大根やビタミン大根、バターナッツかぼちゃなど初めて聞く野菜もありました。にんじんはオレンジ、イエロー、パープルの3色が用意されていて、切って断面を観察したり、生で食べて味の違いを比較したりしました。野菜をこんなにじっくりと観察するのは初めてでしたが、新たな知識や発見が得られて貴重な体験でした。
最後に各ハウスのキッチンで、これらの野菜を使って調理ワークを行いました。SCCの各ハウス内には大きめのキッチンがあるため、ハウスのみんなで野菜を煮たり、焼いたり、炒めたりと楽しく料理をしました。佐々木ファームさんでは肥料や農薬を使っていないため、皮はむかずに調理しました。下の写真は、私のハウスで調理したさつまいもの砂糖バター焼きです。とても美味しくてすぐになくなりました(笑)。他のハウスでもポテトサラダやビーツのマリネ、玉ねぎステーキなど、素材の味を活かしつつ、クオリティの高い料理を作っていてどれもみな美味しそうでした。
今回の学修プログラムで、肥料を使わず無農薬で野菜を育てる有機農業は、環境にやさしく健康にも良いと学びました。しかし日本の有機農業の割合は、他の先進国と比べて低いのが現状です。健康や環境に良い有機農業をもっと盛り上げていくために、有機野菜を積極的に食べるなど、私たちにもできることに取り組んでいきたいです。
(文責:SCC広報委員会)