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2021年10月1日更新
「伝統芸能×未来」プロジェクトでは、英語圏で日本演劇研究を牽引しているUCLAの嶋崎聡子先生をむかえ、講演会を開催します。
アメリカ国内はもとより世界中から学生が集まるUCLAにおいて、日本演劇はどのように講義され、学生達はそこから何を学び考えるのでしょうか。昨今のパンデミック・人種・ジェンダーの問題を軸に、日本特有の異性装の演劇(歌舞伎、宝塚)をめぐるディスカッションなどを例にあげながら、お話しいただきます。
どうぞふるって、お申し込みください。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)
コロナ禍を受け、UCLAは2020年の3月から1年半近くキャンパスを閉鎖し、大学の講義や業務をオンラインに移行した。ほとんどの学生は寮を引き払い、米国の様々な場所から、また世界各地からZoomで授業に参加する形になった。パンデミックによって一変した世界では、同時にBlack Lives Matterという大規模な社会運動が起こり、米国総選挙が行われ、またコロナ禍が引き金となったジェンダー、教育、経済格差の拡大、アジア系住民へのヘイトクライムなどの問題も浮上した。
本講演では、未曾有の課題に向き合いながら、オンラインでUCLAの学生とどのような知的交流が行われ、学生がどう日本演劇とパフォーマンスを学び、また教育者側も今後の教育のあり方を考え直すきっかけになったかを、実例を交えて検証する。同じ空間を共有できない不自由さが、逆に教師にも新たな挑戦を余儀なくし、クラスの親密性を深める機会を与えたことにも言及したい。
プロフィール
日本近世演劇、文学の研究者であり、コロラド大学ボルダー校、南カリフォルニア大学の教員を経て、現在はカリフォルニア大学ロサンゼルス校で教鞭をとっている。
著書に Edo Kabuki in Transition: From the Worlds of the Samurai to the Vengeful Female Ghost (Columbia University Press, 2016)がある。
2018年より早稲田大学訪問准教授も兼ねる。
日 時 |
2021年10月23日(土)13:30~15:00(質疑応答を含む) |
形式 |
オンライン開催(Zoomウェビナー)、要事前申込 |
講師:嶋崎聡子(カリフォルニア大学ロサンゼルス校准教授) コメンテーター:神田由築(お茶の水女子大学教授) 司会:埋忠美沙(お茶の水女子大学准教授) |
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使用言語 | 日本語 |
対象 | お茶の水女子大学学生・附属校生徒・教職員、一般 |
申込締切 |
2021年10月20日(水)24:00 以下のURLまたはQRコードよりお申し込みください。 |
共催 |
「伝統芸能×未来」プロジェクト(JPAF) グローバルリーダーシップ研究所 比較日本学教育研究部門 |
お問合せ |
「伝統芸能×未来」プロジェクト(JPAF) |
担当 |
埋忠美沙(基幹研究院人文科学系 准教授) |