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バジャドリッド大学(スペイン)より 2020年2月

2020年6月8日更新

大学生活について

今月からは大学の授業が始まります。文学部棟の廊下に貼り出されていた「令和」というタイトルの集中講義に興味をひかれ、メールで「見学してもいいか」と連絡したら「全員に開かれた講義であるので、ぜひどうぞ」との回答をもらいました。まだまだスペイン語には不安がありますが、興味のある講義ばかりです。精一杯やろうと思います。

生活面について

今月はマドリードに日本から友人が遊びに来るので、美術館見学もかねて短い旅行を計画しています。また、スペインのNetflixでジブリのアニメーション作品が観られるようになりました。同居人にその旨を話したところ、興味があるとのことだったので、一緒に見ようと約束しました。私が小さい頃に最も親しんだ文化を気軽に紹介できることが嬉しくてなりません。最近、近所のバルやカフェの開拓に勤しんでいます。どの店でも基本的に安くて美味しく、店員さんが親切なので、スペイン語を話す練習も兼ねて非常に楽しんでいます。

滞在国のプチ情報

スペインでは去年11月に4年間で4回目の総選挙があり、先月やっと首相が決定しました。第一党の党首が半自動的に首相になるわけではなく、議会で承認されるために交渉が必要で、そのせいで選挙が繰り返されるのだと同居人が教えてくれました。選挙の結果、極右政党が議席を伸ばしたことがニュースではかなり騒がれていましたが、第一党は中道左派の政党が守りきりました。私は日本に生まれ育った人間として「中道左派」がこの世に存在していることに割と衝撃を受けましたが、何よりこのような政治の話を、同居人はもちろん、語学学校でもはっきり教わったことが驚きでした。日本では今までこれほど当たり前のように政治の話をしたことがありませんでした。おそらくこれはスペインが特別なのではなく、少なくともヨーロッパに共有された感覚なのだろうと思います。また、王家に対する感覚や王家の振る舞い方も日本の皇室とは当然のことながら全く違い、カルチャーショックを受けました。この感覚が知れただけでも留学して良かったと思いました。

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